近年、クラウドやセキュリティ技術者育成が課題となるなか、CompTIA認定資格の活用事例が増えており、日本・アジアにおけるパートナーとして初めて受賞した昨年に続く受賞となります。

ワールドワイドで展開されているCompTIA認定資格は、米国国防総省での情報保証の役割を担う人材に必須とされるなど非常に信頼度が高く、近年日本でも大手企業が人材育成の指標に採用するなど、注目を集めています。特に2020年東京オリンピックに向け情報セキュリティ人材育成の社会的要請が高まり、セキュリティ技術者の指標となるCompTIA Security+、サイバーセキュリティアナリストの指標となるCySA+などを中心に受け入れられ、採用企業・団体が増加しております。
TACでは「IT教育分野で欧米との格差を埋めること」を基本方針の一つに据えており、2001年より世界標準のIT資格としてCompTIA認定資格の導入と普及を積極的に進めてまいりました。昨年に続き主催者団体であるCompTIA(The Computing Technology Industry Association. President and Chief Executive Officer : Todd Thibodeaux)より、日本における積極的な活動が認められ、2年連続で『CompTIA Outstanding Leader Award』を受賞しました。

TACでは、2001年よりCompTIA講座を開講。以来、ユーザー向けのIT Fundamentals、Cloud Essentials、IT技術者向けのA+、Network+、Server+、Security+、Project+、Cloud+、CySA+などのCompTIA認定資格に準拠した教材や通信コース、法人様向けオンサイト研修を開発・提供して参りました。これらの試験は、特定メーカーの製品に依拠しないノンベンダーであること、実務起点の試験制度であること、顧客ニーズにあったITスキルを養成できるといった特徴があり、欧米の数多くのIT関連企業で社員教育プログラムの一環として採用されています。
近年、CompTIA認定資格はわが国においてもIT関連企業からの注目度が高く、TACが開発した通信コースや研修が多くの企業で正式に社員研修プログラムに組み込まれるようになり、教材も企業のみならず大学・専門学校でも積極的に採用される事例が増えています。特にIT分野におけるクラウド技術の進展や情報セキュリティ教育ニーズの高まりを受け、この分野の採用例が増えています。

TACは、今後も引き続きIT技術者育成に貢献できるよう、優れた教材・トレーニングをお客様にご提供し、21世紀を迎え新たな時代を拓かなければならないわが国にあって、時代が求める新しい “プロフェッション(法律家、会計士、医師、教師、技術者などの知識専門家)”の創造を通して社会に貢献してまいります。
左から、執行役員 干潟康夫、代表取締役社長 多田敏男、CompTIA Asia Pacific Vice President兼日本支局長 Dennis Kwok氏、CompTIA日本支局 吉村睦美氏

左から、執行役員 干潟康夫、代表取締役社長 多田敏男、CompTIA Asia Pacific Vice President兼日本支局長 Dennis Kwok氏、CompTIA日本支局 吉村睦美氏