Indeed,Inc. Senior Director
Sam Fitzroy氏
Indeedにてグローバル・アライアンス・チームを率いる。主にATS(採用支援システム提供企業)とのパートナーシップを通じて、Indeedのオンライン・リクルーティング・ソリューションの認知度を高め、そのパフォーマンスを最大化することに重点をおいている。ニューヨーク勤務。
Indeed,Inc. Senior Director Sam Fitzroy氏
Indeed,Inc. International Regional Manager of Asia Tamami Yemington氏
Yemington: Indeedは2004年に設立され、実はもう10年歴史があります。設立当時も、いまも、私たちが掲げているミッションはこれです。“I help people get jobs.”このミッションの下、社員が一丸となって、求職者のみなさまのために何ができるのか、何がベストなのかを常に考えながらサイトを制作してきた結果、世界中で求職者のみなさまから絶大な支持をいただけるようになりました。
Indeedは求人情報に特化した検索エンジンで、世界のあらゆるオンライン上にある求人情報をことごとく集めています。現在、世界50カ国以上、28言語でサービスを展開していて、総求人案件数は1600万件、月間訪問者数1億8000万人、有料広告掲載企業数は10万以上です。拠点も海外に拡げていて、東京にもあります。
また、企業に応募管理システムを提供しているアメリカのシルクロードという会社の協力で、求人サイトや人材紹介会社など外部ソースからの雇用に関するTOP10を調べてみました。結果は40%くらいがIndeedからの流入となっていて、圧倒的な1位です。
使い方は簡単です。求職者の希望する職種や勤務形態などの「キーワード」と「勤務地」、この2カ所に入力して検索ボタンを押すと、2種類の検索結果が表示されます。ひとつは自然検索結果、無料で掲載される求人情報です。もうひとつはスポンサー検索結果で、検索結果画面の上部と下部、とても目立つ場所に掲載されます。有料ですが、クリック課金制で、とても少ない予算から始めることができます。
私たちは徹底した求職者目線、プロダクト重視の会社です。まず求職者にとって何がベストなのか、求職者にとってベストなことは採用企業にとってもベストなんだという思想の下でプロダクトをつくっています。何が求職者にとってベストなのかは、すべてのことをテストし、データに基づいて決めています。つまりデータ主導型です。
たとえば、1時間あたりのモバイル検索数を日本とイギリスで比較してみたいなどと考えたとき、社員は社内ツールですぐにデータにアクセスして、問題点を見つけたり、こうしたら改善できるんじゃないかというアイデアを常に持つことができます。そして、いわゆるA/Bテストを行ってそのアイデアを試し、出てきたデータを見て意思決定を行います。データに基づく意思決定によって弊社のサイトはどんどん変わってきました。
では、弊社が求職者向けにつくってきたサービスを、企業のHR担当の方々にいかにうまくご利用いただくかについてお話しします。採用企業が求人検索を最大限に活用するためには、5つのルール、コツのようなものがあります。
「ニューヨークでの営業職」を私が検索すると、ヒットした求人案件は約4万8000件でした。一方、Indeedにおける平均的な採用決定者の求人閲覧数は33件です。ヒットした案件のうち99%以上がクリックすらされないということです。みなさんの募集している求人に最適な候補者が応募してくるにはどうすればいいでしょうか。どうすれば検索結果でみなさんの企業は優位に立てるでしょうか。
Indeedにてグローバル・アライアンス・チームを率いる。主にATS(採用支援システム提供企業)とのパートナーシップを通じて、Indeedのオンライン・リクルーティング・ソリューションの認知度を高め、そのパフォーマンスを最大化することに重点をおいている。ニューヨーク勤務。
インターナショナル・チームにてAPAC地域を担当。Indeedには日本サイト立ち上げメンバーとして2009年入社。オースティン勤務。