半数以上の学生が内定承諾決断に不安
今回、「内定承諾を決断することに対する不安があるか」についても聞いてみたところ、文系では61%と6割、理系では49%とほぼ半数の学生が「不安がある(あった)」としています[図表9]。次に、どの企業に内定承諾をするか相談できる相手がいるのかを聞いてみたところ、文系・理系ともにほぼ同様な傾向が見られました。トップは、「親、兄弟などの親族」で文系75%、理系73%、2位は「友人・知人」で文系67%、理系72%という結果でした[図表10]。この2項目が他の項目を大きく引き離しており、相談相手のメインは「親・兄弟」「友人・知人」ということになります。
ちなみに、「(相談相手が)いない(いなかった)」と回答した学生は文系で6%、理系で5%にとどまります。「いない(いなかった)」の中には、「しない(しなかった)」という学生も含まれると思われますが、私たちの時代の就職活動(1980年代)では自分ですべて決めてしまい、親や友人にはただ報告するだけで、相談は一切しなかった学生がもっと多かったような気がします。