25卒内定者の約7割が「自分の能力」に不安を感じている
人手不足が進行し、その状況が深刻化する中、新卒を中心として若手人材を確保することの難しさは年々高まっている。就活早期化や採用直結型インターンシップといった近年の新卒採用市場の新たなトレンドのなか、内定者のリテンションを図るにあたっては、入社前の関係性づくりやサポートをどれだけできるかが重要だろう。では、実際に2025年に入社を控える内定者はどのような意識を持っているのだろうか。ALL DIFFERENTが「入社に向けて不安なこと」を尋ねたところ、最多となったのは「自分の能力で仕事についていけるか」で68.4%だった。以下、「しっかりと成果を出せるか」が54.1%、「先輩・同期とうまくやっていけるか」が42.5%、「上司とうまくやっていけるか」が38.4%と続いている。自身の能力や成果について不安を感じている内定者は、半数を超えるようだ。
入社に向けて期待することは「成長できる」が最多の67.9%。「給料」を上回る結果に
次に同社は、前問と反対に「入社に向けて期待すること」を尋ねている。その結果、「色々なことを学び成長できる」が67.9%で最多となり、続いて「給料がもらえる」が55.8%、「社会の役に立てる」が38.4%となった。“給料”への期待も半数以上と多数になったが、それ以上に学びや成長の機会に期待を抱く内定者が多いことがうかがえる。約半数が“入社後の困難”として「仕事の難しさ」や「生活リズムの変化」を想定
続いて、「想定する入社後の困難」について尋ねた結果、多数の回答を得たのは「仕事が難しい」(48.8%)、および「生活リズムの変化」(45.9%)で、それぞれ半数に迫った。そのほか、「仕事を覚えられない」が34.5%、「社会人としての考え方の習得」が33.1%、「社会人の基礎的なマナーの習得」が31.4%などとなっている。
内定期間中に受けたいサポートは「先輩社員との人間関係を築く機会」が最多に
最後に同社は、「内定期間中に受けたいサポート」について尋ねた。すると、最多となったのは「先輩社員との人間関係を築く機会がほしい」で、51.2%と半数を超えた。以下、「他の内定者との人間関係を築く機会がほしい」が43.7%、「マナーや仕事の進め方など、社会人の基礎を教えてほしい」が38.6%となっている。出典:https://www.all-different.co.jp/topics/20250127