『静かに分断する職場 なぜ、社員の心が離れていくのか』は、28万部のベストセラー『不機嫌な職場』から17年を経て再び著者・高橋克徳氏が問いかける一冊。
忙しさや余裕のなさから、ギスギスした感情や冷え切った関係が職場全体に広がり、対話が避けられ、心の距離が静かに離れていく――これが「静かなる分断」の正体である。コロナ禍やリモートワークの普及によって、この状況はさらに深刻化している。
本書は、負の感情の連鎖を断ち切り、良い感情を循環させる職場づくりのポイントを提案している。組織と個人が共に活き活きと成長するための具体的なカギ「立場を超えた7つの対話方法」はぜひ実践したい。今を問い直し、未来を切り拓く探究のきっかけとなるだろう。
【こんな人にオススメです】
○人事担当者:
職場の「心理的安全性」を高め、社員同士の信頼関係を強化したい方
社員間のコミュニケーション課題を解決したい方
○企業経営者・役員:
社員の心が離れていく原因を理解し、組織全体の活力を取り戻したい方
コミュニティシップ溢れる企業文化を構築したい方
○管理職などマネジメント層:
部下との対話が減少し、心の距離が広がっていると感じている方
忙しさや余裕のなさから生じる、職場のしらけムードを改善したいと考えている方
【書籍情報】
書籍名: 静かに分断する職場 なぜ、社員の心が離れていくのか
発売出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
書籍発売日: 2025年3月21日

▼内容紹介
なぜ、社員の心が離れていくのか?28万部のベストセラー『不機嫌な職場』から17年。
ギスギスした感情もなければ、衝突や対立もない。
本音の見えない部下、次々と辞めていく優秀な若手、協力しようとしない線引き社員……
今、職場は静かに分断している。
「組織感情」を分析し続けてきた経営コンサルタントである著者が、職場で起きている問題を明らかにする。
「1on1といっても、本音は言えないし、気をつかうだけ」
「生産性を上げながら成長と挑戦っていうけど、どこにそんな余裕があるの?」
「最近の若手は何を考えているかわからない。下手なことを言って辞められても困る」
何かおかしい。何かが違う。
でも周囲がどう思っているかわからないし、声に出しても、何かが変わるとも思えない。
だから余計なことは言わないほうがいい。
あなたの会社でも同じようなことが起きていませんか?
ギスギスした職場で社員同士が協力できない状況になっていることをまとめた『不機嫌な職場』から17年。
同じ職場の仲間なのに、仕事に、職場に、会社に対して、本当はどう思っているのかが見えなくなる。組織の中の感情が見えなくなってしまったのです。
気づくと、価値観や考え方の違いが見えない壁をつくり、互いに触れられない、向き合えない、対話ができない。
ギスギスした感情もなければ、衝突や対立もない。互いの心の距離が離れ、「静かなる分断」が生まれているのです。
わたしたちは今、人と組織の関係が大きく変わる分岐点にいます。
部下と上司、現場と経営、若手とベテラン、立場を超えた「対話」の方法を理解し
協力して未来を切り拓く関係を築くための第一歩を踏み出しませんか。
(出版社ホームページより HRプロ編)
▼目次
第1章 仕事や会社から心が離れていませんか?第2章 なぜ、心が離れていく会社になってしまったのか?
第3章 心が離れた会社ではダメなのか?
第4章 静かなる分断を超える五つのカギ
第5章 静かなる分断を超える七つの対話
第6章 人と組織が一緒に変わる三つの革新
第7章 コミュニティシップ溢れる社会をつくる
▼著者プロフィール
【高橋 克徳(たかはし かつのり)】株式会社ジェイフィール代表取締役 コンサルタント
武蔵野大学経営学部経営学科特任教授
1966年生まれ。一橋大学大学院修士、慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。野村総合研究所、ワトソンワイアットにて、組織開発、人材開発に関するコンサルティングに一貫して従事。2007年ジェイフィール設立に参画。組織感情、つながり力、コネクティング・リーダーなど、日本企業再生に向けた新たなコンセプトを次々に提示し、「感情とつながりを再生し、良い感情の連鎖を起こす」ための組織づくり、人づくり支援している。2 0 1 0 年より現職。2013年より東京理科大学大学院イノベーション研究科教授、2018年より武蔵野大学経営学部特任教授を兼務。
2008年に出版した『不機嫌な職場』(共著、講談社)は28万部のベストセラーとなり、職場に焦点を当てた組織変革への動きをつくり出した。その他、『職場は感情で変わる』(講談社)、『人が「つながる」マネジメント』(中経出版)、『ワクワクする職場をつくる。』(共著、実業之日本社)など著書多数。
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