HRプロの新連載企画「人事大解剖~他社の人事のリアルを知る~」が始動。本企画は、リレーインタビュー形式で、業務において大事にしている考えや日常の悩み、気になっているHRのキーワードなどを紐解きながら、人事のリアルに迫っていく。正解がないと言われる時代だからこそ、多くの人事の視点や考えを通じて、業務や課題解決のヒントをお届けしたい。第1回目はHRプロでも連載を担当する株式会社ノンピ CHRO/取締役 人事本部長 三浦 孝文氏が登場。同社は社員食堂などのコントラクトフードサービスやケータリングサービスなどの企画運営を手がけている。インタビューの中では、「コントラクトフードサービス業界の構造を変えていきたい」という大きな構想も飛び出した。
※下部の「目次」より気になる項目がありましたら、ぜひそちらからも参照のうえご覧ください。
安心と挑戦をセットで提供できる経営人事でありたい――ノンピ 三浦 孝文氏【人事リレーの輪1人目】

Q1:これまでのキャリアは?

【人事リレーの輪1人目】株式会社ノンピ CHRO/取締役 人事本部長 三浦 孝文氏

2010年に新卒でNTTドコモと電通が共同出資したデジタル領域を中心に幅広いマーケティング支援を展開する株式会社D2Cに入社しました。D2Cでは4年半働き、最初は主に新卒や中途の採用業務を経験しました。立ち位置としては、メンバーです。最後の約半年は代理店に常駐して、メディア広告の代理店向け営業のチームにいました。その際に、自分自身「事業やサービスを通じて世の中に提供したい価値」って何だろうと考える機会があって、いい事業やサービスとは何かを追求した結果、ご縁のあったクックパッド株式会社へ転職を決めたのです。クックパッドでは約2年半勤務し、1社目と同じように採用を中心に取り組んでいましたが、異なるのがエンジニアを担当する機会が多かった点です。特定の職種を担当する難しさはありましたが、キャリアの幅を広げられ良い経験となりました。

その後は、統合前のオイシックス(現:オイシックス・ラ・大地株式会社)に転職し、同社では採用マネージャーを務めたほか、人員計画や成長支援、オンボーディング、制度企画などを担う人材企画室の室長を務めたのち、経営企画に異動。部長として経営会議や役員合宿など経営活動に関連する事務局、経営活動のマネジメントシステムづくりを担い、社内に経営戦略を浸透させるインターナルコミュニケーションのチームマネジメントもしていました。今年の2月から子会社のノンピに出向して、取締役として人事管掌を担当、9月からはonline foodboxという事業の管掌もしているというのが、私のこれまでのキャリアです。

――新卒では人事希望で入社されたのでしょうか。

いえ、人事を希望して入社したわけではありません。入社前はインターネット広告の営業や企画などの職種でキャリアをスタートさせるのが良いなと思っていました。ただ、入社後に同期と関わるなかで、自分の広告への理解の浅さを痛感して、周囲と比較した際に私の活かせる強みは何だろうと考えるようになったんです。配属前の研修中のタイミングで、たまたまその年に新卒を初めて人事部門に配属するというのが決まったのもあり、そこでより人事という仕事について考えるようになりました。私は高校や大学などの学生時代の部活で、主将や主務として部員をまとめてチームで日本一を目指していました。この時の人と組織について考えていた経験は、仲間を増やして支援し、組織を良くして会社を成長させる人事の仕事に活かせるのではないかと思ったんです。それで営業や企画以外に、人事部門の配属希望も出して、その結果、人事配属に決まったのが経緯になります。


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