4月27日、リクルートワークス研究所より、「第38 回 ワークス大卒求人倍率調査(2022 年卒)」が発表となりました。本調査は、例年1月末から3月初旬にかけて行われており、昨年も同時期に調査は実施(以下、「2月調査」)されたものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響があまりにも大きかったため、その後6月に再度調査をし直し(以下、「6月調査」)、「第37回 ワークス大卒求人倍率調査(2021年卒)」の発表は8月にずれこむという事態になりました。昨年の2月調査では、2021年卒の求人倍率は「1.72倍」であったものの参考値にとどめられ、統計データとしては6月調査の「1.53倍」が使用されています。
「面接が苦手」を理由に、就活を不安視する学生たち
さて、今回は3月15日に「楽天みん就」の2022年卒業予定の会員学生を対象にして実施した「2022年卒学生の就職活動動向調査」の結果について紹介したいと思います。まずは、就職意識の面から見ていきましょう。「就職活動についてどう思うか」を聞いたところ、「楽観派」(「楽観している」と「やや楽観している」の合計、以下同じ)は、文系で2割(20%)、理系でも3割(32%)にとどまり、「不安派」(「不安である」と「やや不安である」の合計、以下同じ)は、文系で66%と3分の2にも達し、理系でも過半数(54%)に及びます[図表1]。