株式会社リーディングマークは、2025年1月29日に「2026年卒秋冬期統合版/就職人気企業ランキング」を発表した。本調査は2024年9月から11月にかけて、最上位校:東京大学、一橋大学、東京科学大学(旧:東京工業大学)、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生、大学院生を対象に実施され、26卒生1,973名から回答を得ている。

【就職人気ランキング2026】東大・京大など上位学生に人気の企業一覧。商社人気が堅調ながら順位変動も…“企業選びの軸”の変化は?

人気は「総合商社」が堅調、「専門商社」も順位を上げる。ほか業界は?

同社が発表したランキングTOP100では、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の五大商社がトップ5を独占し、例年通り総合商社が上位を占めた。さらに、双日(17位)や豊田通商(21位)も堅実な人気を示した。そのほか、専門商社も順位を伸ばす傾向が見られ、伊藤忠丸紅鉄鋼(49位)やJFE商事(60位)などが上昇している。

業界別の特徴は以下のとおり。

【金融業界】
メガバンクが人気を維持し、政府系金融機関の順位が上昇した一方で、証券・保険分野は順位を下げる傾向が見られた。

【不動産業界】
全体的に順位を上げ、三菱地所(9位)、三井不動産(10位)などが上位にランクインした。

【コンサルティング業界】
総合コンサルティングファームが順位を上げる一方、戦略コンサルティングファームは順位を下げる傾向が見られた。

【食品・消費財業界】
全体的に大きく順位を上げ、味の素(7位)、サントリー(14位)などが上位に入った。
ランキング100

学生のキャリア観の変化

キャリアにおいて重視する項目の調査では、「スペシャリスト」が僅差で「ワークライフバランス」を上回り、1位となった。両項目とも40%を超える支持を得ており、専門性とワークライフバランスの両立を志向する学生が増加していることが示唆されている。
キャリア観の傾向
本調査結果から、学生の就職観の変化が読み取れた。企業においては、専門性の向上とワークライフバランスの実現を両立させる施策を検討し、採用活動に反映させることが重要となるだろう。また、業界や企業の特性に合わせた魅力的な職場環境や成長機会の提供が、優秀な人材の獲得につながる可能性が高そうだ。人事部門はこれらの傾向を踏まえ、自社の強みを活かしつつ、学生のニーズに合った採用戦略を立案することが求められる。同時に、入社後のキャリア開発支援や働き方改革にも注力し、長期的な人材確保・育成につなげていく必要があるだろう。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000008701.html

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