株式会社学情は2025年3月1日、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生(以下、26卒生)を対象に実施したアンケート調査のうち、「内々定の獲得状況」に関する結果を発表した。調査期間は2025年2月15日~2025年2月24日で、26卒生296人より回答を得ている。調査結果から、2025年2月下旬時点での26卒生の内定(内々定)獲得率などが明らかになった。
【26卒採用】2025年2月下旬時点の内々定獲得率は「54.3%」、昨月比6.1ポイント増の“半数超”。昨年3月末時点も上回る獲得率に

2025年2月下旬時点の内々定獲得率は「54.3%」

早期選考の傾向強く、続々と内々定出しが進む26卒採用。本メディアでも取り上げた2025年1月末時点での26卒生の内々定獲得率は、「48.2%」だった。各社が内々定出しを進める今の時期において、その獲得率はいかに変化し、約1ヶ月が過ぎた2月下旬時点でどれだけの26卒生が内々定を獲得しているのだろうか。



はじめに学情が、「現在までに内定(内々定)を獲得したか?」と尋ねた結果、2025年2月下旬時点の内々定獲得率は「54.3%」となった。2025年1月末調査の「48.2%」から6.1ポイント増加して、ついに半数を超える結果となっている。

2月下旬時点の内々定獲得率について、昨年同時期の調査と比べると16.2ポイント増加しており、前月調査に続いて、同時期の調査で過去最高の数値を記録したという。なお、現時点で昨年3月末時点の内々定獲得率も上回っており、25卒よりも1ヵ月以上早いペースで内々定出しが進んでいることが分かる結果となっている。
現在までに内定(内々定)を獲得したか?

文・理とも内定(内々定)獲得率は微増。理系では6割に迫る結果に

次に同社は、「内定(内々定)の獲得率」について、文理別で比較している。すると、文系では前月から7.3ポイント増の「52.5%」、理系では前月から3.7ポイント増の「58.1%」となった。文理とも前月調査時から獲得率がわずかに伸びており、理系においては早くも6割に迫っている。
内定(内々定)の獲得率(文理別)

就職活動率は「83.8%」、就活終了は「11.7%」で昨月と同水準

最後に同社は、「現在、就職活動をしているか?」と尋ねた。その結果、「就職活動をしている」と答えた人の割合は83.8%で、前月調査と比べて0.9ポイントの微増となった。なお、「内定を獲得し、就活を終了」とした人の割合は11.7%で、前月同調査と比べてもほぼ同様の割合となっている。そのほか、「まだ就職活動をしていない」との回答は4.5%となった。
現在、就職活動をしているか?
本調査から、2025年2月下旬時点で54.3%の26卒生が内定もしくは内々定を獲得していることが分かった。文理とも前月調査からさらに内定(内々定)獲得率を伸ばしており、特に理系の内々定獲得率は58.1%と、6割に迫る結果となっていた。また、就職活動率は83.8%、対して就職活動を終了した学生は11.7%となっており、就職活動の実施状況については前月と同水準になっている。昨年調査と比べると、あらゆる数値から就活早期化の傾向が色濃くうかがえる。今後、そうした早期化の傾向はさらに加速していくのだろうか。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001380.000013485.html

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