株式会社学情は2025年2月4日、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生(以下、26卒生)を対象に実施したアンケート調査のうち、「内々定の獲得状況」に関する結果を発表した。調査期間は2025年1月24日~2025年1月31日で、26卒生302人より回答を得ている。調査結果から、2025年1月末時点での26卒生の内定(内々定)獲得率などが明らかになった。
【26卒採用】2025年1月末時点の内々定獲得率は「48.2%」、昨年比で約20ポイント増。就活終了も初の10%超…“早期化”が顕著に

2025年1月末時点の内々定獲得率は「48.2%」

早期選考の傾向が強まる26卒就活。本メディアでも取り上げた2024年末時点での26卒生の内々定獲得率は、「36.6%」だった。各社が内々定出しを進める今の時期において、その獲得率は以下に変化し、現段階でどれだけの26卒生が内々定を獲得しているのだろうか。



はじめに学情が、「現在までに内定(内々定)を獲得したか?」と尋ねた結果、2025年1月末時点の内々定獲得率は「48.2%」となった。昨年同時期の調査と比べると19ポイント増加しており、前月調査に続いて、同時期の調査で過去最高の数値を記録したという。なお、2024年末調査の「36.6%」からは、11.6ポイント増加している。
現在までに内定(内々定)を獲得したか?

理系ではすでに内定(内々定)獲得率「5割」超え

次に同社は、「内定(内々定)の獲得率」について、文理別で比較している。すると、文系では前月から12.2ポイント増の「45.2%」、理系では前月から10.6ポイント増の「54.4%」となった。文理とも前月調査時から獲得率が大きく伸びており、理系においてはすでに5割を超える結果となっている。
内定(内々定)の獲得率

就職活動率は「82.9%」、就活終了は調査開始以来初の1月時点で2桁に

最後に同社は、「現在、就職活動をしているか?」と尋ねた。その結果、「就職活動をしている」と答えた人は82.9%となり、前月調査と比べて5.7ポイント減少した。なお、「内定を獲得し、就活を終了」とした人は11.8%となり、1月末時点で就活を終える学生が2桁を超えるのは、調査開始以来初だという。そのほか、「まだ就職活動をしていない」との回答は5.3%となった。
現在、就職活動をしているか?
本調査から、2025年1月末時点で48.2%の26卒生が内定もしくは内々定を獲得していることが分かった。文理とも前月調査から大きく内定(内々定)獲得率を伸ばしているが、特に理系の内々定獲得率は54.4%と、すでに半数を超えている。また、就職活動率は82.9%となった一方、就職活動を終了した学生は11.8%と、調査開始以来初めて1月に2桁を超えたとのことで、就活の早期化が顕著に表れている。26卒生が4年次に上がる4月までに、内定(内々定)獲得率の伸長のスピードはさらに加速していくのだろうか。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001363.000013485.html

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