第一志望の“業界”まで絞っている26卒生は半数超
就活の早期化が進む中、26卒においても早期化の傾向が強まっている。サマーインターンを終え、企業においても改めて応募者集めに奔走していると考えられるが、5~9月時点での26卒生の就活状況はどのようになっていたのだろうか。はじめにジェイックは、「就職活動を進めるうえで決めていること」を尋ねている。すると、「第一志望の業界」が55.5%で最多となり、以下は「第一志望の職種」が41.8%、「どれも決まってない」が31.8%、「第一志望の企業」が5.5%となった。調査時点で半数以上の学生が第一志望の業界までは絞っていることがわかった。
早期に就活をする理由は「早期に内定を得るため」が最多
次に同社は、「この時期に就職活動を行っている目的」を尋ねた。その結果、上位となったのは「選考に参加し、早期に内定を得るため」(49.1%)、「情報収集(業界について)」(47.3%)で、それぞれ半数近くとなった。そのほか、「情報収集(企業について)」(43.6%)、「選考や面接に慣れるため」(34.5%)などが続いている。9割が“2024年末”までに業界/職種/企業を決めたいと回答
続いて、「いつまでに希望の業界/職種/企業を決めておきたいか」を尋ねたところ、「2024年末まで」が46.3%、「2024年の夏休み終わり頃まで」が33.6%となった。他方で「すでに全部決まっている」は7.3%となり、これらを合計すると、希望の業界/職種/企業が“すでに決まっている”もしくは“2024年末までに決めたい”とした人が87.2%と9割に迫った。また、併せて「いつまでに、就職活動を終わらせたいか」を尋ねると、「2025年3月~5月まで」が54.5%、「2025年1月~2月まで」が15.5%、「2025年6月~9月まで」が10.9%、「特にない」が8.2%、「2024年末まで」が6.4%、「2024年の夏休み終わり頃まで」が3.6%、「2025年10月以降」が0.9%となった。