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第160回 “新卒採用の振り返り”はできているか? 「KPIの定量評価」が不可欠な理由とは
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これまで他の規模と異なる傾向を示すことが多かった中小企業を見ると、“80%以上”の割合は2024年卒と同じ20%ですが、「40~60%未満」が2024年卒の12%から22%へと10ポイント増加する一方、「0%(内定者ゼロ)」が39%から28%へと10ポイント以上減少しています。これにより、充足率の低い割合が減少傾向にあることが分かります。規模にかかわらず、内定者の確保は2024年卒採用より進んでいる様子がうかがえます。ただし、採用活動の早期化に伴い、学生への内定出しも早期化し、複数社から内定を得る学生は前年にも増して多くなっていることから、内定辞退も増える可能性が高いです。今後、内定辞退をいかに抑制できるかが重要であり、学生が入社後の自分をイメージできるさまざまな“従業員体験”を提供するなどして、学生の不安を払拭(ふっしょく)することが求められます。仮に内定者充足率が100%であっても、気を緩めず内定者フォローを継続・拡充していくことが必要です。