勤務条件を重視する学生たち

ところで、学生が就職サイトなどで応募先企業を探す際にどんな点に重点を置いているのでしょうか。複数選択で回答してもらった結果を見てみましょう。文系と理系では少々異なる結果が出ています[図表7]

文系では、1位が「給与・待遇」で61%、2位が「福利厚生」で58%、3位が「休日・休暇・残業」で55%となっており、勤務条件に関する項目が上位を占めています。ようやく4位に「仕事内容」(49%)が入っていますが、50%を切っています。一方、理系では、1位が「福利厚生」で64%、2位が「給与・待遇」で62%、3位は「休日・休暇・残業」(4位、56%)を抑えて「仕事内容」が58%となりました。両者ともに「社風・企業文化」や「社員の人柄・対応」は4割前後となっています。
図表7 応募先企業を探す際に重視する点(複数回答)
その他、文系と理系で差異が見られた項目を挙げてみると、文系で高かったのは「転勤の有無・範囲」(文系31%、理系23%)であり、理系で高かったのは「専攻・自分の強みとの関連性」(文系11%、理系26%)や、「業種」(文系31%、理系42%)、「企業規模」(文系26%、理系35%)、「製品・サービス」(文系13%、理系21%)、「成長性」(文系24%、理系31%)、「企業イメージ」(文系23%、理系30%)などです。

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