話しやすい環境づくりが評価された楽天グループ

次は「面接官」が好印象だった上位10社を見てみましょう[図表4]。学生から見れば、面接官は人事部門の方なのか、人事以外の部門の方なのかは判断できませんので、「人事」の評価ではなく、あくまでも「面接官」に対する評価、コメントになります。
[図表4]印象の良い面接官TOP10
1位は「楽天グループ」(26票)。話しやすい雰囲気づくり(アイスブレイク)や逆質問への対応が評価されています。

・面接に入る前に緊張をほぐすため、軽い雑談をしてくださったから。言葉に詰まっても、自分の想いを理解しようと努めてくれた(文系・旧帝大クラス)
・自分の話を熱心に聞いてくれ、自分の良さを引き出そうとしてくれた(文系・旧帝大クラス)
・非常に和やかな雰囲気を作ってくださった。話を真剣に聞いてくださっていることが非常に伝わりました。また、逆質問の時間にも真剣に答えてくださった(文系・上位私立大)
・2次面接の面接官の方の印象がとても良かった。逆質問の時間に、企業や仕事に関するいろいろなお話を聞くことができ、働くイメージを持つことができたため志望度が上がった(文系・中堅私立大)
・自分の考える疑問点をすべて回答してくださり、なおかつ正直な意見を聞けた(理系・中堅私立大)
・私の意見を肯定してくれた(文系・上位私立大)
・距離感が丁度良かった(理系・その他国公立大)

2位は「ソニーグループ」(18票)。穏やかさとじっくり対話をしようとする姿勢が好印象を与えているようです。

・技術者の方は研究内容を的確に理解してくださり、的確な質問してくださった。人事の方も管理職の方もこちらの話を正確に理解しつつ聞いてくださった感じがした(理系・旧帝大クラス)
・始終和やかでこちらの話や人間味を引き出そうとしてくれ、面接内でしっかりと対話することができた(理系・上位国公立大)
・「ありのままのあなたで面接に臨んでほしい」と、個人を非常に尊重してくださったので。服装なども自由で非常にフランクではありつつ、企業とのマッチ度を意識した面接だと感じた(文系・中堅私立大)
・配属先社員が、私の研究に心から興味を持ってくれていると感じた。「以前こんな研究を見た」という話までしてくれて、雰囲気のいい研究室のような職場なのかなと思った(理系・中堅私立大)
・制限時間が40分と長めだったのもあるが、非常に緊張していた際に、「今日はあなたの話をじっくり聞かせてください。詰まっても全然大丈夫ですから」と励ましてくださって心が楽になった(理系・早慶大クラス)
・面接官の圧力がなく、穏やかであり話しやすかった(理系・旧帝大クラス)
・面接官が自分の話を引用して話されたときに,話を聞いてくれているんだと感じた(理系・旧帝大クラス)

3位は「アイリスオーヤマ」(16票)。明るさ、笑顔、そして面接後のフィードバックが評価されています。

・明るくハキハキと、面接でどこが良かったのか、悪かったのかを説明してくださいました(文系・その他私立大)
・笑顔が多く、場を和ませてくれた(理系・上位私立大)
・明るい、話を最後まで聞いてくれる(理系・その他私立大)
・真摯に向き合ってくれた(文系・その他国公立大)

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