就活口コミサイトの利用目的は、ESと面接対策に集中
最も活用した就職サイトについて、その理由もフリーコメントで回答してもらっています。活用度が上位の就職サイトから抜粋して紹介します。【マイナビ】
・求人情報が一番多く載っているから(理系、東京工業大学)
・最も有名で、掲載されている企業も多かったから(文系、熊本大学)
・初めにダウンロードしたから(文系、南山大学)
・業界の検索や情報などを浅く広く調べるのに多く利用した(文系、武蔵野美術大学)
・インターシップや新卒採用の情報が一番そろっていて、検索すればその会社の概要が分かるから(文系、関西学院大学)
・志望企業の本選考のエントリーに必要だったため(理系、富山県立大学)
・企業探しができるだけでなく、自己診断ツールなどが使いやすかったから(文系、青山学院大学)
・大学指定のお薦めサイトであったため(文系、名古屋外国語大学)
・広告などから得ている信頼度から(文系、青山学院大学)
・会社説明会の予約・キャンセルがワンクリックでできたため、使いやすかったから(文系、中央大学)
・周りで利用している人が多かったから(理系、大阪公立大学)
【ONE CAREER】
・ES(エントリーシート)、選考ステップなどをまとめて確認できるから(理系、名古屋大学)
・面接で聞かれた質問事項が多く書かれており、面接対策に大いに役立ったから。また、選考体験記には通過ESがすべて書かれており、最終面接までいった選考のみ掲載されているため、非常に有用な情報を得ることができたから(理系、群馬大学)
・志望動機を参考にしたり、面接の進み方などを確認したりすることができたため(文系、神戸大学)
・内定者ESや面接体験談などの選考の参考になる情報から基本的な会社概要まで、幅広く調べることができて便利だったから。デザイン的にも使い勝手が良かった(文系、大阪大学)
・エントリーシートや選考フロー、また“合格の秘訣(ひけつ)”というコラムのようなもの、面接で聞かれた質問のほとんどの内容が入っていたから(理系、東京都市大学)
・登録会社数と面接レポートが一番充実しているため、必ずチェックしている(文系、明治大学)
・他の就職サイトにない生の情報が多く得られたため(文系、横浜国立大学)
・エントリーシートや面接の準備に最も役立ったと感じるため(理系、北海道大学)
【就活会議】
・面接の体験記があったので、事前にどのような質問をされるのかがイメージできたから(理系、北九州市立大学)
・各社で実際に働いている社員の口コミを見られるため(理系、京都大学)
・ES、面接の内容が掲載されており参考にしていた。年度ごとに絞り込み検索することができて使いやすかった(理系、日本大学)
・面接の体験記が具体的だったため。実際に面接で回答した内容を見られるサイトはほかになかった(文系、明治大学)
・前に面接を受けた人の回答内容が詳細に書かれており、非常に参考になった(理系、東京都立大学)
・過去の就活スケジュールや体験談を閲覧することで安心感を得ていたため。また、就活速報を活用し、周りの就活生の動向を確認することができたため(理系、名古屋工業大学)
・他の就活サイトの掲載内容は過去のものが多いが、就活速報はリアルタイムのためとても便利だった(文系、共立女子大学)
【リクナビ】
・志望する業界で、インターンなどを直接予約できる企業数が比較的多かったから(理系、徳島大学)
・一番身近だったから。インターンの申し込みで一番使いやすいと感じた(文系、南山大学)
・志望する企業が同サイトで応募受け付けをしていたから(文系、大阪大学)
・官公庁の掲載が多いため(文系、高崎経済大学)
・OpenESが使えるから(文系、関西大学)
・マイページ登録に便利(理系、東京都立大学)
・情報量が多いから(文系、明治大学)
参加時期で異なるインターンシップの参加目的
次は、応募先企業を探す際に重視する項目(複数回答)を文系・理系別に確認しましょう。文系・理系ともにトップは「給与・待遇」で、文系が57%、理系が65%と、ほぼ3分の2の学生が挙げています[図表5]。文系では、2位「休日・休暇・残業」(53%)、「福利厚生」(51%)と続き、ここまでが5割以上となっています。「仕事内容」は48%で4位、次いで「社風・企業文化」(46%)、「社員の人柄・対応」(41%)が続きます。
一方、理系では、2位は「福利厚生」で61%と6割を超え、次いで3位「仕事内容」が57%で続きますが、4位は「休日・休暇・残業」で43%となっており、3位の「仕事内容」とは14ポイントも差があります。理系は文系ほど休日や残業時間へのこだわりが強くないようです。研究室での曜日にこだわらない、長時間にわたる研究経験が起因しているのかもしれません。その他、文系との違いを見ると、「専攻・自分の強みとの関連性」が文系の12%に対して27%、「製品・サービス」が文系の10%に対して20%と、それぞれ2倍以上になっています。