アイリスオーヤマが大躍進
続いて、「セミナー・会社説明会」での高評価上位10社です[図表3]。対面で実施された小規模のものを評価しているコメントもあるかもしれませんが、大半はオンラインで開催されたプログラムに対するコメントだと思われます。・人事の方の雰囲気が良かった、説明会の内容もユーモアに溢れていた(文系・早慶大クラス)
・説明が分かりやすく、質問に対し真摯(しんし)に答える人事(文系・その他私立大)
・入社後のギャップがないように多くの質問に答えていただけた(文系・中堅私立大)
・企業が目指す方向性など具体的で分かりやすかった(文系・その他私立大)
・人事の方が明るく楽しませてくれる説明会だった(文系・中堅私立大)
・選考のポイントを教えてくれた(文系・上位国公立大)
・つまらないと思った瞬間や、長いと思ったことがなかった(文系・早慶大クラス)
・クイズなどを挟んでいたから(理系・その他国公立大)
・社員の方が本当に企業のことが好きなんだなということが伝わった(文系・上位私立大)
・参加選択できる日程が多かった。内容が充実していた(文系・早慶大クラス)
・社員の方のスケジュールについて、写真を交えて説明してくれたのでイメージしやすかった。また、実際の会社の良いところと悪いところをしっかり教えてくださった(文系・上位私立大)
2位は「旭化成」(37票)。メーカーでは理系の得票が多くなりがちですが、文系のほうが10票近く多いという珍しいケースです。さまざまな職種や属性ごとのセミナーが評価されています。
・さまざまな職種の方が出演しており、自身のキャリアに対してさまざまな考えを持つことができたから(文系・早慶大クラス)
・多くの職種について、詳しい説明がなされていた(理系・その他国公立大)
・若手社員や中堅社員等、各属性の社員を集めたセミナー(トークセッション)を複数回開催していただけたことで、さまざまな目線で企業分析できた(文系・早慶大クラス)
・学歴フィルターなど聞きにくいことを明確に話していた(文系・上位国公立大)
・社員の方が個性的で、社風にも魅力を感じた(文系・上位私立大)
・若手社員が入社してから現在までの仕事を紹介してくれた(理系・旧帝大クラス)
・人事の人がフレンドリーだった(理系・旧帝大クラス)
・個別質問時間を設けてくれた(文系・早慶大クラス)
3位は「ニトリホールディングス」(35票)。会社説明会への社長の登壇だけでも評価が高くなるものですが、さらに社長への質疑応答まであったようです。
・社長のお話を聞くことができたから(文系・上位私立大)
・社長に質問する機会があったり、自己分析の方法を教えてくれたりと、就活生に対して親身な印象を持った(文系・旧帝大クラス)
・ただの企業説明会でもライブ配信で社長が出演してくださり、採用に力を入れている気がした。貴重な話を聞くことができた(文系・その他国公立大)
・質疑応答に着実に答えてくれる姿勢(文系・その他私立大)
・良いところも悪いところもすべて答えてくださった(文系・その他私立大)
・笑顔や声の張り方など、オンラインに慣れていて第一印象が良かった(理系・上位国公立大)
4位には「NTTデータ」と「ソニーグループ」(ともに31票)が並びました。まずは、「NTTデータ」へのコメントです。社風を感じられるプログラム構成が評価されるとともに、ライブ配信した内容をアーカイブとしていつでも視聴できるようにするなどの配慮もポイントのようです。
・非常にフランクな雰囲気で、また、多様な事業の現場社員の方のお話を伺えた(文系・旧帝大クラス)
・社員の方が穏やかで、社風もとてもホワイトであることが伝わった(理系・旧帝大クラス)
・説明会に加えて座談会も開催していただき、複数の社員さんのお話を聞けるようにしていただけた(理系・上位私立大)
・リアルタイムとアーカイブの配信との両方があった(理系・旧帝大クラス)
・年次ごとの社員での座談会の様子をビデオとして流して見せてくれた(文系・中堅私立大)
・社員さんの楽しそうな雰囲気と、正直に業務や会社について話されていた印象を感じた(文系・上位私立大)
続いて「ソニーグループ」へのコメントです。プログラムのタイムテーブルが事前に開示され、見たいところだけ見られる仕組みが高い評価を受けています。また、ソニーOBがパネラーとして登場するなどの斬新さを挙げる学生もいるようです。
・パネルディスカッションで、ソニーを辞めた人を呼んだりしていて、新鮮だった(文系・その他私立大)
・会社のビジョンなどが明確にされており、自分の就活の軸を決めることができた(文系・早慶大クラス)
・ライブの後、オンデマンドとして配信があり、より理解を深められた。社員の方のぶっちゃけた話も多く聞くことができて、入社したい気持ちが湧いた(文系・その他私立大)
・質問に対する受け答えが内定者の意見も交えてあり、詳しくて参考になった(文系・上位私立大)
・グループ合同の企業説明会を行っており、単に「ソニーで働きたい」でなく、ソニーのどの部門がいいか、さらにはソニーにこんな仕事があったのかと発見できる場になっていた。タイムテーブルが組まれており比較的参加しやすく、こちらのカメラもオフなので気軽に参加できた(文系・上位私立大)
・規模が大きく、たくさんの部門の社員の話を自分の聞きたい部分だけ視聴するスタイルが良いと思った(理系・上位国公立大)
・オンラインでさまざまな業種へのアクセスができ、そのブースで仕事の中身を実際に聞ける。文系、理系、働き方ややりたいこと(営業、事務、製造)でセミナーが分かれており、自分に合ったものをピンポイントで見つけられる(文系・上位私立大)