インターンシップもオンライン型が主流に
次に、参加したインターンシップの開催形式(対面型、オンライン型)を見ていきます。インターンシップの参加実績がある学生だけを対象に、対面型インターンシップの参加社数を聞いたところ、「0社(応募をしていない)」が最も多く、文系36%、理系44%で、「0社(応募はした)」も文系15%、理系11%と高くなっています[図表6]。続いて、オンライン型インターンシップへの参加社数を聞いた結果が[図表7]です。最多はこちらも「0社(応募をしていない)」ですが、文系22%、理系18%と2割前後です。「0社(応募はした)」も文系5%、理系4%にとどまりますので、両方を合わせた未参加者は、文系27%、理系22%と、対面型と比較すると半分程度となります。
2021年卒者向けのサマーインターンシップはほぼすべてが対面型で実施され、新型コロナウイルスが大きく騒がれ始めたのは昨年の2月でしたが、予定どおり対面型で実施されたケースがほとんどでした。そう考えると、説明会や面接については2021年卒者向けからオンライン化が一気に進みましたが、インターンシップのオンライン化は1年遅れて、今シーズンがオンライン元年だったと言ってもよいでしょう。
学生が望むのはハイブリッド型
インターンシップ参加者にもう一つ、「対面型とオンライン型の両方に参加した社数」を聞いたところ、「0社(応募をしていない)」が圧倒的に多く、文系67%、理系73%と7割にも及んでいます[図表8]。一方、学生に「望ましいインターンシップの開催形式」について、「対面型のみ」「オンライン型のみ」「対面型とオンライン型の両方」の3択で質問したところ、最も支持を得たのは「対面型とオンライン型の両方」で、文系では55%と過半数を占め、理系でも46%と半数近くが選択しています[図表9]。
インターンシップについては最後の項目になりますが、インターンシップに参加した企業からのアプローチ内容について、複数選択方式で回答してもらいました。最も多かったのは「早期選考会の案内」で、文系63%、理系では72%にも及びます[図表10]。