デジタル技術が実現するシェアワークなどの自由な働き方と、その広がり

2020年代に企業と個人が求められるアクションを予見する「働き方改革×DXセミナー」開催
デジタル技術が、社会を大きく変えていく。2050年の世界を、平本氏はこう描き出した。「AIが人間の能力を超えるシンギュラリティが起き、小さな太陽光パネルによるエネルギー供給が可能になり、5Gによるデータ通信の大容量化・高速化、自律的に歩行するロボティクスも実現するでしょう。これらの組み合わせにより、全く新しい世界がやってきます。その一方で、70歳まで働く時代が近づいており、このような世界でどう生きるのかということが非常に重要になってきます」

そして、社会の変化とともに働き方もシフトしていくと平本氏は語る。例えば、入った会社に定年まで勤める「就社」から、今では「副業」ができるように変わりつつあるが、今後は仕事が成果ベースとなっていく見込みだ。ジョブディスクリプション(職務記述書)に沿って定めた任務を、1年、2年といった短期間で「プライベートコントラクタ」として請け負う働き方も増えてくると考えられる。また、平本氏が注目するのは「シェアワーク」。たとえば、ある部署の課長のポジションの業務を2人で分担して行うといった働き方だ。そのためのマッチングシステムがあり、自分のスキルや経験、勤務希望エリアや日数、曜日などの希望を登録すると、それにマッチしたポストや、仕事のシェア相手として一緒に応募できる人の候補が表示されるという仕組み。業務上の情報共有もITツールを使って行えばよい。まさにデジタル技術が実現する自由な働き方だ。
この後、 DX(デジタルトランスフォーメーション)が実現した世界を生きていくために必要なことが語られています。また、人生100年時代、これからの企業にとって大きなテーマとなる、がん就労支援について、アフラック生命保険株式会社が取り組む具体例が紹介されています。続きはぜひ、記事をダウンロードしてご覧ください。

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