パーソルホールディングス株式会社と株式会社オカムラは、2024年9月2日、“はたらくWell-being”の実感向上に向けたパートナーシップを構築することを発表した。“はたらくWell-being”とは「働くことを通して、その人自身が感じる幸せや満足感」を指し、これに対する取り組みを2社で推進していくことを目的としたパートナー協業を始めるという。
パーソルHDとオカムラが“はたらくWell-being”に関するパートナーシップを構築。協業によりさらなるウェルビーイング経営推進へ

2社の強みやリソースを活かし、さまざまな側面からWell-beingを推進

パーソルグループは『“はたらくWell-being”創造カンパニー』として、人材派遣の『テンプスタッフ』や、転職の『doda』など、人々の「はたらく」に関するサービスを展開している。多様な働き方や学びの機会の提供によって、個人の選択肢や働く自由を広げ、個人と社会の幸せを広げることを目指しているという。

一方のオカムラは、オフィス、教育・医療・研究・商業施設、物流センターなど、あらゆるシーンに対する高品質な製品・サービスの提供に努め、すべての人々が笑顔で活き活きと働き暮らせる社会の実現を目指している。特にオフィス環境事業では、働き方のコンサルティングやプロジェクトマネジメント、空間デザインなど、あらゆるフェーズで数多くの空間づくりに携わっているとのことだ。同社は、心と体の調和が取れ、活力が向上している状態を「WELL at Work(ウェルアットワーク)」と定義し、それを実現する空間づくりや働き方の提案をしている。また、「はたらく」を考え、「はたらく」を変えていく活動「WORK MILL(ワークミル)」においては、多様な人達とのオープンな共創プロセスのもと、共創による課題解決や価値創造を目指しているという。

今回、2社における「Well-being」を推進する目的があらゆる側面で一致したことから、パートナーシップ構築につながったとのことだ。両社が持つ強みやリソースを活かし、社会に向けて労働環境の改善や働き方の見直し、健康促進の取り組みなど、さまざまな側面からWell-beingを推進することを目指すとしている。

主な協業内容は、以下の通り。

●パーソルグループが実施する、はたらく幸せを計る指標である「はたらくWell-being指標」を用いた啓発活動

●はたらく人の幸せ・不幸せ因子を活用した啓発活動

●オカムラの「WORK MILL」によるセミナーやイベント、共創空間での共創活動を通じた“はたらくWell-being”の啓発活動


2社は今後、パーソルグループの“はたらくWell-being”推進を目的とした事業・イベントでの協業や、“はたらくWell-being”を実感できるような空間づくりにつなげることなどを通じ、パートナーシップをさらに発展させていく予定だという。なお、オカムラはパーソルホールディングスが主宰する企業コンソーシアム「はたらくWell-beingリーダーズ」への参画も予定しているとのことだ。
人的資本経営の時代、個人が“働き方”にこだわる現代において、企業が優れた人材を社内に確保し続けるためには、自社の従業員の働き方をより快適にアップデートしていく必要があるだろう。他社の強みやノウハウを取り入れるこうした取り組みは、その有効策を導き出す好事例となるかもしれない。

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