8割以上が「週休3日制」の導入を希望
12月4日、東京都の小池百合子知事が都議会の所信表明演説にて、2025年度からの「週休3日制」の導入を打ち出し、話題となっている。女性が出産や育児などでキャリアを諦めないようにするなどの目的から、新たな働き方改革の一つとして挙げたものだが、都職員の働き方改革に対し、民間企業の会社員においては賛否が分かれるところだろう。実際に企業で働く20代は、「週休3日制」についてどのように考えているのだろうか。はじめにジェイックは、「週休3日制の導入を希望するか?」と尋ねた。その結果、「希望する」が51.5%、「どちらかといえば希望する」が35.3%となり、合計で8割以上の人が週休3日制の導入を希望していることがわかった。他方、「どちらかといえば希望しない」は9.3%、「希望しない」は3.9%だった。
現在の休日の過ごし方は「趣味・娯楽」や「睡眠・休息」が多数に
次に、「現在の休日の過ごし方」について、2つ選択形式で尋ねている。すると、最多となったのは「趣味・娯楽」で67.8%、以下は「睡眠・休息」が42.9%、「家族・友人と過ごす」が29.8%、「スキルアップや資格取得の勉強」が12.7%、「運動など健康維持の活動」が9.8%、「家事・育児・介護」が5.4%、「副業」が4.4%となった。「週休3日制」で増えた休日の過ごし方、“運動”や“スキルアップ”のニーズ高く
最後に同社は、「週休3日制が導入された場合、新しく始めてみたいことや、現在よりもさらに時間をかけたいこと」について、2つ選択形式で尋ねた。その結果、「スキルアップや資格取得の勉強」が40.5%で最多となり、以下は「趣味・娯楽」が40%、「運動など健康維持の活動」が38%、「睡眠・休息」が21%、「家族・友人と過ごす」が18%、「副業」が12.7%、「家事・育児・介護」が2.4%となった。なお、前問の「現在の休日の過ごし方」と比較すると、「運動など健康維持の活動」が28.2ポイント、「スキルアップや資格取得の勉強」が27.8ポイント、「副業」が8.3ポイント増加していた。これらの過ごし方については、現状は十分に取り組めていないものの、「週休3日制が導入されたら新たに取り組んでみたい」というニーズがあるようだ。