就職活動において、企業は「評価する側」、学生は企業が求める人材像に自身を合わせていく「評価される対象」という位置づけになりがちである。これでは、学生側の企業選択という重要な側面が見逃されることになる。本書では、学生へのインタビュー調査をもとに、学生側の企業選択のプロセスを描き、学生側の評価や批判から、採用におけるより良いマッチングのあり方について解説する。

【書籍基本情報】
書籍名:選ぶ就活生、選ばれる企業
著者:井口尚樹 著
出版社:晃洋書房
出版日:2022年10月20日刊
『選ぶ就活生、選ばれる企業』井口尚樹(晃洋書房)

内容紹介

就職活動のhow-to本が山ほどあるように、就職活動において、学生は企業が求める人材像に自身を合わせていく「評価される弱者」と捉えられがちである。しかし、本当にそうなのだろうか。就職活動において今まで着目されて来なかった、就活生側の評価や批判から就職活動のより良いあり方を考える。
(版元ホームページより)

目次&著者プロフィール

【目次】
第1章 これまでの就職活動に関する研究と本書の立ち位置

第2章 「行きたい企業」が決まるまで
     ―就職活動プロセスを通じた学生の志望形成・変化―

第3章 「こんな評価は嫌だ」
     ―学生による選考方法・基準の認識と批判

第4章 「落ちたら負け」じゃない
     ―不採用が重なる際の葛藤と反応

第5章 「受かればいい」わけじゃない
     ―素直な自己呈示という戦略

終 章 より良いマッチングに向けて
    ―学生の選択の活用

付 論 調査および分析方法

【著者プロフィール】
井口 尚樹(いぐち なおき)
目白大学 社会学部 社会情報学科 専任講師
東京大学人文社会系研究科 博士(社会学)
著書『選ぶ就活生、選ばれる企業』、『21世紀を生きるための社会学の教科書(共著)』他

(目白大学ホームページより)

【関連リンク】
晃洋書房:『選ぶ就活生、選ばれる企業』
Amazon:『選ぶ就活生、選ばれる企業』
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