ニトリ創業者が語る「不況に負けない33の仕事論」と最前線で実践されている「39の仕事術」
ニトリ創業者が、すべての働く人へ、一度きりの人生がより「働きがい」と「生きがい」に満ちたものになることを願い、試行錯誤を繰り返して得られた「仕事への向き合い方」と「心構え」を、実体験をもとに書き上げた渾身の1冊。「増収増益日本一」を誇る企業の仕事の基本はこれだ!「現状を否定するところから仕事は始まる」、「『観察・分析・判断』をする力を磨き上げる」、「『現場・現物・現実』三現主義を徹底する」、「『即断・即決・即行』でなければ、成功はつかめない」、「優れたアイデアは『不平・不満・不便』の発見から生まれる」……。
ニトリ創業者が若手に語り続けた33の仕事論と、最前線で働く社員が実践する「いかに仕事に取組み、競争を勝ち抜くか」、具体的な方法を示した39の仕事術を大公開!
【目次】
はじめに――ニトリが大切にする4つのC
序章 志で変わる仕事と人生の結果
世のため、人のために行動する/ロマンは、判断・行動の指針となる/高いビジョンを掲げ、それに挑戦する/成長の速さは、目標の大きさで決まる/行動計画をもとに、すべきことを徹底実行する
第1章 チェンジ ―― 現状に満足せず、より良いものを求め続ける
現状を否定するところから仕事は始まる/「観察・分析・判断」をする力を磨き上げる/「現場・現物・現実」三現主義を徹底する/問題解決には、全体把握と多面的視点が欠かせない/「なぜ」を繰り返せば、チャンスが大きく広がる/うまくいかなければ、「方向、方法、手順」の順で検証する/困難から逃げない人だけが、成長し続ける
第2章 チャレンジ ―― 前人未到なことに挑戦していく
「即断・即決・即行」でなければ、成功はつかめない/「お客様が第一」に徹すれば、利益は後からついてくる/優れたアイデアは「不平・不満・不便」の発見から生まれる/目指す成果を手にする人は、「意欲・執念・好奇心」をもつ人/「やるリスク」と「やらないリスク」を冷静に計算する/より難しいことに挑戦するほうが、仕事は面白い/生産性を上げるためには、ムダを減らすことが欠かせない/20代から自己投資して学び、一番を目指す
第3章 コンペティション ―― 常に自分を成長させることを考える
会社を自己成長のために使いなさい/全体最適で考えられるスペシャリストを目指す/一歩先を意識することで、どんな仕事も面白くなる/いいと思うことをすぐ採り入れる素直さが、人の成長を促す/まずは与えられた仕事を完全に果たし、期待に応える/仕事の優先順位を決め、最重要課題に集中する/短所を直すよりも先に、長所を伸ばせばいい/謙虚さを身につけて、自己変革を続ける
第4章 コミュニケーション ―― 右手にそろばん、左手に義理人情
目的、道具、動作、手順、期限を明確に伝える/地道に信頼を築いていくことで、互いに利する交渉ができる/具体的な数字の入らない会話は趣味、遊びと一緒である/新しい提案は3つ、松竹梅ではなく「松を3つ」出す/社長と社員も、上司と部下も、気持ちのうえでは対等/素直な心と振る舞いが、人間関係の好循環を生む/自ら努力して相手との相性を創っていく/積極的な姿勢が周囲を巻き込み、前進する原動力になる/個人的な悩みは、仕事への影響が大きい/有言実行によって、ロマンを共にする仲間が集まる
おわりに――「世のため、人のため」に終わりはない
似鳥昭雄(にとり あきお)
ニトリ創業者。株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEO。1944年、樺太生まれ。66年、北海学園大学経済学部卒業。67年、似鳥家具店を札幌で創業。 72年、米国視察ツアーに参加。同年、似鳥家具卸センター株式会社を設立。78年、社名を株式会社ニトリ家具に変更。86年、社名を株式会社ニトリに変更。2010年、持株会社へ移行。 17年、500店舗を達成。20年2月期で33期連続の増収増益を達成する。 著書に『運は創るもの』(日本経済新聞出版)、『ニトリ 成功の5原則』(朝日新聞出版)、『リーダーが育つ55の智慧』(KADOKAWA)などがある。
- 1