7月に入り、東京都では新型コロナウイルス新規感染者が100人以上の日が続いています。これは4月に逆戻りしたようなデータです。当時はPCR検査の対象者が限られていた中での数字だったのに対して、最近は感染ルート関係者について症状の有無に関係なく調査したりするなど、調査自体の母数が増えている中での数字ですから、全く同じに論ずることはできないのかもしれませんが、せっかくここまで耐えて徐々に経済活動も再開されてきたものが、また元の木阿弥にならないかと心配でなりません。
文系と理系で異なるプレエントリー傾向
まずは就活生がプレエントリーした社数を昨年の同時期調査と比較してみましょう。文系では、「1~20社」が前年の43%から35%へと8ポイント減少し、その分、「21~40社」が前年の32%から39%へと7ポイント増加しています[図表1]。その他の社数区分では大きな違いは見られませんので、プレエントリー社数は増えているといえそうです。
一方、理系はというと、「1~20社」が前年の59%から66%へと7ポイント増加し、「21~40社」が前年の25%から21%へと4ポイント減少しています[図表2]。文系とは明らかに異なる傾向が見られます。