非通知電話の使用は慎重に

オンライン説明会の内容や、企業側の通信環境の改善を求める声も少なくありません。オンライン面接時にカメラオフで参加している担当者や、不鮮明なカメラ映像にも指摘が及んでいます。

・会社説明会では企業HPを見れば分かることではなく、実際に各部署の社員のスケジュールや、社員の働いた中で起こった事例など、働くイメージが湧く話をしてもらえると志望しやすいと感じた(文系・上位私立大)
・説明会は1時間から2時間程度で納めてほしい。それ以上は蛇足だと感じることをしている企業が多かった(文系・上位私立大)
・オンライン説明会(録画型)の内容をより具体的にしてほしい。住宅手当や福利厚生、ボーナスは何カ月分などが知りたい(理系・その他国公立大)
・長すぎる企業説明会を短く。4~5時間は持ちません!(文系・早慶大クラス)
・社員と選考関係なく1対1で話せる機会をもっと設けてほしい(文系・旧帝大クラス)
・電波を万全な状態で説明会を開催していただきたかったです(文系・早慶大クラス)
・オンライン面接のURLは早めに送ってほしい。一次選考の個人面接で面接官2人のほかにカメラオフで6人くらい見ているのは緊張するからやめてほしい(文系・その他私立大)
・オンライン面接の際に、ハウリングがすごく、集中して面接を受けることができなかった(文系・中堅私立大)
・オンライン面接では、一人一つのカメラに映ってほしい(理系・上位国公立大)
・音声やカメラのテストを事前にしてほしい。ほとんど聞き取れない社員の方に何人も遭遇した(理系・旧帝大クラス)
・オンライン面接で画面を鮮明にしてほしい(文系・その他国公立大)
・多くの企業で、当日のZoomのURLを間違われることが多々あった(文系・上位私立大)
・オンラインでグループ面接をする必要性はあるのか(文系・中堅私立大)
・オンラインのインターンで、一人の顔しか映らない設定で進められたのがやりにくかった。オンラインイベントやインターンは学生にとってもやりやすい環境を整えていただきたい(文系・早慶大クラス)
・Teams、Google Meet、Zoomなどさまざまなソフトではなくて一つに統一してほしい(文系・上位私立大)

電話に対する意見も目立ちます。多分、面接の通過連絡を外部にアウトソーシングしているからだと思われますが、非通知での電話連絡に対して折り返しの連絡ができないことがストレスとなっています。そもそもアウトソーシングしているとは、学生は考えられないのではないでしょうか。

・非通知電話でかけてきたり、留守電に折り返しするなという旨を入れたりすること。折り返しの電話があると人事の業務が増えて大変なのは分かるが、学生はいつでも電話に出られるわけではないし、合否を伝えるような大切な連絡を待っているとき、電話に出られなかったことに対し不安に駆られる。折り返しの対応ができないのなら、すべてメール等で学生とやり取りしてほしい。また、社員のプライバシー保護のためにどうしても非通知でないといけないのから、先ほど電話をかけたのは当社ですというメールをしてほしい(文系・早慶大クラス)
・非通知で電話をかけてくること。いつでも電話を取れるわけではないし、かけ直せないのも不便である(文系・早慶大クラス)
・電話に出られなかったのですぐ折り返したら、「担当の者が在宅勤務をしているため、○時までに連絡します」と言われたのに連絡が来ず、10日待たされた(理系・上位国公立大)
・内定連絡以外は、電話ではなくメールで連絡してほしい(文系・上位国公立大)

最後に、企業の姿勢を問う声を二つ紹介して終わりにします。

・選考正式解禁前の明らかな選考活動・面接を、「ジョブマッチング」や「面談」といった言い換えでこそこそごまかし、あまつさえ学生に対し「これは選考ではないのでリラックスして」などと言い訳がましくのたまいながら行うことはやめてほしい。やるならスケジュールを守らないことを明確に宣言してからやってほしい(理系・上位国公立大)
・大学はそもそも勉強するところなのだから、早くから就職活動することを求めないでほしい。就職活動のために大学を過ごす人ではなく、大学でやるべきことをやった人を評価する姿勢を明確にするべき。そうすると学生の質が上がると思う(文系・上位私立大)

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