オンライン対応はニューノーマルな採用様式
サマーインターンシップとウィンターインターンシップについて、それぞれの開催形式を確認したのが[図表11]と[図表12]です。一方、ウィンターインターシップを見てみると、全体ではまだ「検討中」とする企業が20%あるものの、「すべてオンライン形式で実施」は27%に減少し、「すべて対面形式で実施」(22%)を抑えて、「対面形式とオンライン形式を混合して実施」が31%で最も多くなっています。企業規模別に見ても、サマーインターンシップでは「すべてオンライン形式で実施」する企業が67%だった大企業ですら38%と30ポイント近く減少し、「すべて対面形式で実施」は13%と少ないものの、「対面形式とオンライン形式を混合して実施」がサマーインターンシップの11%から25%へと倍増以上となっています。
結果論にはなりますが、新型コロナウイルスの月別の1日当たりの平均新規感染者数(全国)の推移 [図表13]と合わせて振り返ってみましょう。
昨年はオンライン対応が間に合わなかった中堅・中小企業においても、今年はインターンシップだけでなく、採用活動そのもののオンライン化に対応せざるを得ない年となっています。いや、今年だけでなく、これからしばらくはこれがニューノーマルな採用様式(手法)として続くものと覚悟したほうがよいでしょう。オンライン会議ツールの活用を考えれば、決して多額な予算が必要となるものではありませんし、難しいことでもありません。ぜひチャレンジしてみてください。