現時点の内々定取得とインターンシップ参加との関係性は見られず
「現時点ですでに内々定を受けた企業の有無」については、「ない」が77%で最多であり、次いで「現在選考中」が18%、「ある」が5%となっています[図表10]。一方、インターンシップへの参加企業数別に内々定の取得状況を見てみると、「0社(応募していない)」で「ある(内々定取得)」と「現在選考中」がいずれも10%あるほか、「0社(選考で漏れた・欠席した)」でも「ある(内々定取得)」と「現在選考中」がいずれも8%となっています。これに対して、「10社以上」の学生における「ある(内々定取得)」は4%にとどまるなど、インターンシップ参加企業数と「内々定取得」の間には有意な関係性は見いだすことはできません[図表11]。
したがって、11月上旬段階では、インターンシップへの参加が直接的に早期の内々定取得につながっているとは言い切れない一方、早期に選考段階に進める足掛かりとしては、学生にとって、インターンシップへの参加は少なからず効果的な手段であることがうかがえます。