大企業と中堅企業のインターンシップ実施率は互角
ここからはインターンシップの実施状況について見ていきたいと思います。全体では57%の企業が「実施する」(「前年は実施していないが、今年は実施する」と「前年同様に実施する」の合計、以下同じ)としており、「前年は実施したが、今年は実施していない」が3%、「前年同様に実施していない」が24%、「未定・検討中」が17%となっています[図表8]。ただ、中小企業での「実施する」割合はまだ低く、44%と半数以下にとどまっているほか、「前年は実施したが、今年は実施していない」が4%もあります。企画、募集、運営、実施後のフォローとなると、中小企業ではまだハードルが高いと感じる企業が少なくないのではないでしょうか。
次に、インターンシップを実施する企業を対象に、「インターンシップを実施する時期(月)」について予定を含めて聞いた結果が[図表9]です。
一気に拡大した「対面形式とオンライン形式の混合型」
続いて、「実施したインターンシップの形式」について、「対面形式」、「オンライン形式」、「混合形式(複数回開催が前提)」で選択してもらったところ、企業規模による明らかな差異が見られました[図表10]。参考までに比較対象として、2020年10月に実施した「2022年新卒採用活動動向調査」の結果を紹介します[図表11]。