同じ意図でも聞き方によって不快に

今度は、「面接や説明会を通じて、企業の社員や人事に言ってほしくなかった言葉」を紹介します。自社に当てはまるものはないか、ぜひ確認してみてください。

・研究内容の質問の回答に対して全く分からないなあと言われた。説明不足なところはあると思うが、明らかに相手の知識や理解力が質問に対して足りないと感じた(理系、旧帝大クラス)
・技術系の社員である面接官に、「御社が手掛ける数ある商材の中で、現在の商材を選ばれた理由はなんですか?」と聞いた際、「なんでもよかったんだよねぇー。なんでだろ」
と返された時には、仕事に対する熱意や商品・技術への愛を知りたかったため、「働くって、そんなものなのか」と悲しくなった(理系、上位国公立大)
・質問への回答で自身の考えを述べた際、一言めから否定から入り、かつ首を傾げられた時、実際に違うと思っていたとしても態度には出さないでほしかった(文系、中堅私立大)
・「ご両親に企業選びを指示されて今日来られたんですか?」と最終面接で言われたのがショックだった。自分の興味にのっとって選んでいたのに。面接官の意図は「相談しているのか」だと想像するが、言い方が悪いと思う(文系、その他私立大)
・ジェンダーバイアスのかかった発言。とある企業で「やはり男性は出世したいと思うので~」、「女性は旦那さんの転勤についていくと思うので~」といった発言があり、違和感を覚えた(文系、旧帝大クラス)
・「なぜ御社を選んだか」という逆質問に対して、「ご縁があって」と言われた。学生には志望動機を聞いたのにはぐらかされて残念だった(文系、中堅私立大)
・私が「海外でも働きたい」と言った直後に、「海外で仕事をした人は帰国後、仕事できないから俺は断り続けている」と言われた(文系、旧帝大クラス)
・説明会ではチームワークを大切にするようなことを言っていたが、面接では個人の裁量によるところが大きいと言われた(理系、旧帝大クラス)
・家族構成や父の職業、居住地などを聞かれたこと。これは面接とは関係ない雑談ですが、という前置きがあったが、それでも不快であった(文系、上位私立大)
・面接の最後に、就職活動頑張ってください、応援しています、というような意図で、「今後の活動がうまくいくことを、お祈りしています」と言われたのは非常に不快だった。「お祈り」という言葉をわざわざ使っていただきたくなかった(文系、上位私立大)
・「面接ではあなたたちの本性を暴きますから。嘘ついたって分かります、覚悟していてください」と説明会で言われ、選考を辞退しました(文系、上位私立大)
・オンラインのグループディスカッションの際に画面共有をしてもいいかを聞いたところ、そんなことをする人を聞いたことがない、といった雰囲気で否定されたこと。画面共有は可能な企業が多いので、あまりIT慣れをしていない企業なのではないかと思い、引っかかった(文系、早慶大クラス)
・製薬企業のMRの選考を受けた際に、人事の社員さんが文系学生に対して、「半年もあれば知識は入れることができ、文系出身であっても薬学部卒の学生と遜色ない水準で十分対応できる」と話していた。薬学部在学中の身としては、6年間かけて学んだ知識に対して、半年で追いつけると表現されたことが専門知識に対する敬意が欠けているような気がして不快でした(理系、早慶大クラス)
・志望業界を聞かれ、その企業の業界を含む二つの業界を挙げたのですが、「○○(その企業ではないほうの業界)は合いそうだね」と言われショックでした(文系、早慶大クラス)
・カンペを見てないなのに、「何か見て話している?」と聞かれたこと(文系、上位私立大)
・「あなたを雇うメリットは何ですか?」と聞かれ嫌な気持ちになった。「弊社で活かせる強みは何ですか?」など聞き方を変えてほしかった。上から目線の聞き方のように感じた(文系、その他国公立大)

質問しづらい内容を積極的に活用すべき

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