今年も文系のトップはANA
では、「印象のよかった採用ホームページ」の文系のトップ20から見てみましょう[図表4]。1位は昨年に引き続き「全日本空輸(ANA)」、2位は昨年9位の「日本航空(JAL)」、3位には昨年8位の「三菱東京UFJ銀行」が入りました。以下、上位に入った企業の選択理由コメントを見てみましょう。・経営ビジョンが明確に示されていてどんな学生に来てほしいかしっかりと述べられている点(中堅私立大)
・数字を使って会社の成績を見やすく、丁寧に書かれていたことと、デザインが分かりやすい(中堅私立大)
・ページが見やすく、社員さんのインタビューも豊富に記載されていたため、働くイメージが湧きました(中堅私立大)
・就活生として見下しているのではなく学生を歓迎してくれていた。お客さまのようなHPの作りだったことに感動した。会う人会う人の社員さんが魅力的だったが、HPにもそれが表現されていた(中堅私立大)
・世界のリーディングエアラインへの挑戦を感じられるHPだった(早慶クラス)
・見た目がきれいでどこにどんな情報があるのか分かりやすかった。また、イラストやグラフなどもあり、分かりやすかった(旧帝大クラス)
・先輩社員の特集などがたくさんあったから(上位私立大)
・躍進した自社ブランドの魅力が伝わり、そこで働く誇りを感じたから(上位国公立大)
[2位]日本航空(JAL)
・社員の考える熱い思いが前面に伝わってくる点や、人柄の良さがにじみ出ている点(中堅私立大)
・職種ごとに先輩社員のコメントがあり、実際の業務についてイメージしやすかった(中堅私立大)
・企業理念とJALフィロソフィについて細かく語られていて興味深かった(早慶クラス)
・「お客さまへの感謝」を強調していて、こういう企業で働きたいと思ったから(早慶クラス)
・見やすい構成だったため、採用担当者の写真が全員笑顔で企業イメージのアップにつながったため(早慶クラス)
・映像や写真が見やすかったです。文章も、内容が伝わりやすくまとめられていると感じました(上位私立大)
[3位]三菱東京UFJ銀行
・セミナー等の情報だけではなく、女性活躍に関する情報などを発信してくれていたため(中堅私立大)
・採用ページのグレードが他社と比べて、大いに違ったから(中堅私立大)
・スマホ、PC双方から操作がしやすかった(早慶クラス)
・仕事のエピソードが盛り込まれており、銀行員の仕事の本質的な理解を促している印象だった(旧帝大クラス)
・社員紹介など、取り上げ方がかっこよかった。金融にはまったく興味なかったが、ホームページで扱われている人や話が非常にかっこよく魅力的でここなら働きたいかもしれないと考えるようになった(旧帝大クラス)
・業務内容について、詳細に書かれていたため(その他国公立)
[6位]損害保険ジャパン日本興亜
・内定者懇談会で会った内定者が実際に出ていたり、会社のことだけでなく就職活動のことも載せていてくれたため(上位私立大)
・損害保険の説明が分かりやすく書かれており、業界を理解する手助けになったから(旧帝大クラス)
[9位]電通
・採用ページが最先端のテクノロジーを使っているようでカッコイイと感じた。そのため常に新しいことや面白いことに挑戦している雰囲気が伝わるような気がしたため(中堅私立大)
・ページの使い方動画の使い方、スマートフォン用のページなど見やすく面白く使いやすかったから(上位私立大)
・変わろうとしていることを感じ取れたから(上位私立大)
[11位]花王
・はじめは説明が多くてうっとうしい気もしたが、しっかりとコンテンツを読み込んだことによって、事業内容や熱意を理解できた気がするから(早慶クラス)
・必要としている情報(求める人物像、先輩社員の話など)が充実していた。下手にインパクトをよくするのではなく、分かりやすいが工夫されたHPだと思います(上位私立大)
・使いやすさ、web説明会の豊富さなど配慮が行き届いている(上位国公立大)