株式会社メンバーズは、企業向けに障がい者雇用を支援するサービス会社「株式会社メンバーズギフテッド」を、100%出資子会社として設立した。
企業向け障がい者育成、雇用支援会社が新設 障がい者1,000名のデジタル人材育成を目指す

メンバーズギフテッドは、障がい者に安心して長く就労できる機会・環境を提供し、多様な働き方と可能性を社会へ広げていくことを理念としており、「障がい者にとっての豊かさ」を追求するため、以下のような取り組みを行う。

(1)自立可能な給与・待遇、福利厚生の充実
(2)働きやすい環境の整備
社員個人の状態に応じた個別の調整や変更を行う「合理的配慮」やオフィス環境の整備
(3)専門性を活かした仕事の提供
顧客となるIT企業の本業であるエンジニアリング業務への従事
(4)デジタルテクノロジー技術の継続的な能力開発機会の提供

少子高齢化が進み、労働力人口の減少が懸念される中、障がい者の法定雇用率引き上げを背景に、企業は障がい者の採用を強化しているが、特に都内では障がい者の求人倍率が高く、今後さらに採用競争は激しさを増していくことが予想される。

また、これまで障がい者向けの就労支援サービスは多く存在するものの、障がい者が雇用する企業の事業に直接携わり、貢献できるケースは少ないのが実情であった。

こうした状況を受け、メンバーズは、地方の障がい者、特に発達障がい者の遠隔での都内企業への雇用を支援するメンバーズギフテッドを子会社として設立する運びとなった。社名の「ギフテッド」には、生まれつき授かった優れた才能を持つ個人のスキルを発揮できるように、との願いが込められている。

同子会社では、障がい者に対しデジタルテクノロジー技術の教育支援をするとともに、雇用企業の事業に直接貢献できる働き方や体制づくりを行い、将来的には、就労1,000名規模に拡大することで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しているという。

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