【個人向け調査】アルバイト就業者の時給に対する意識。納得しているは4割弱
厚生労働省が2024年8月に公表した、各都道府県で決定された最低賃金の改定額は1,055円となった。前年度+51円はこれまでで最大の引き上げ幅となる。今回、マイナビが調査において「最低賃金の全国平均額1,055円について納得しているか」を尋ねたところ、アルバイト就業者の39.5%が「納得している」と回答。その内訳は、「納得している」が15.4%、「どちらかといえば、納得している」が24.1%だった。
【企業向け調査】6割以上が人員調整等により「賃金引き上げに対応」
次に、企業を対象に「2024年10月の最低賃金改定を受けてパート・アルバイトの賃上げを行ったか」を聞くと、合計66.9%の企業が「賃上げを実施した」と回答した。その内訳は「最低賃金を下回ったため、最低賃金額まで賃上げした」(39.8%)、「最低賃金を下回ったため、最低賃金額を超えて賃上げした」(13.0%)、「元々最低賃金を上回っていたが、さらに賃上げした」(14.1%)だった。最低賃金改定で「企業の負担感」はどう変わったのか?
最後に、アルバイトを雇用している企業に「最低賃金の負担感」について聞いたところ、「負担に感じている」(負担に感じている+やや負担に感じている)とする回答は計53.3%となった。なお、「負担に感じている」と答えた割合を業種別にみると、特に高かったのは「飲食・宿泊」と「小売」で、いずれも6割を超える企業が負担を感じていることがわかった。出典:https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241206_89359/