転職後1年以内の早期退職理由は「人間関係の悪さ」が最多
社員の早期退職は、企業にとって、採用・育成コストの増加や既存社員のモチベーション低下を招く可能性がある。企業が社員の早期退職を防ぐためには、社員がどのような理由で退職したのかを知っておく必要があるだろう。はじめにウェブココルは、「転職後1年位内に早期退職した理由」を複数回答で尋ねた。すると、「人間関係が良くなかった」(158票)がトップだった。以下、「労働時間や労働環境が悪かった」(131票)、3位「給与が低かった」(83票)と続いた。
早期退職のタイミングは「半年位内」が6割におよぶ
続いて、同社は「早期退職のタイミング」を尋ねた。その結果、半年以内に退職した人が64.1%(1ヵ月以内:10.7%、1~3ヵ月以内:26.7%、3〜6ヵ月以内:26.7%の計)で、6割を超えることがわかった。9割以上が「転職1年以内で早期退職してよかった」と回答
次に同社が「早期退職してよかったか」を聞いたところ、「よかった」(70%)と「まあよかった」(26.7%)の合計は96.7%となり、後悔していない人が95%以上にのぼった。そこで、「早期退職を後悔していない」とした人に“その理由”を尋ねたところ、「仕事が合わずに体調を崩していたが、今の仕事を離れたことで体調が回復に向かった」、「新しい職場では、自身のスキルや興味に合った仕事に就くことができ、ワークライフバランスも向上した」などの声が寄せられたという。