GMOインターネット株式会社(以下、GMOインターネット)は2022年1月21日、職域接種による新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を、2022年2月下旬より開始すると発表した。この職域接種は、GMOインターネットグループにおいて、2021年に新型コロナワクチンの2回接種を終えた約18,000人が対象となり、居住する自治体より接種券が届いた対象者から順次実施していくという。
3回目の新型コロナワクチン接種について、2月下旬から職域接種を実施するとGMOインターネットが発表

医療機関と連携しながら、新型コロナワクチン接種の実施開始へ

GMOインターネットでは、2021年6月にグループとしての職域接種実施方針を公表するなど迅速に体制整備を進め、同年10月には18,136名への新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了したという。また、日本国内でのワクチン流通状況を鑑み、2021年7月にはワクチンを速やかに他会場へ譲渡すべく、職域接種の新規受付を停止するといった施策を講じてきた。

同グループでは、政府の方針を受けて、2021年11月に職域接種による新型コロナワクチンの追加接種を順次実施することを決定していた。今回、3回目接種に必要なワクチン納品の目途が立ったため、接種開始時期を2022年2月下旬と確定した。具体的な実施日程については、医療機関と連携し調整を進めていく考えだ。

現在、新型コロナワクチンの職域接種に関しては、政府より「前回接種より7ヵ月以上間隔を空けてからの接種」を行う方針が出されているが、同グループとしては、「今後の接種方針の変更により、職域接種による3回目接種がより早期に実施可能になった場合は、接種開始時期の前倒しを行う方向で調整を進める予定」だという。

同グループは本取り組みに関して、「従業員やその家族などがこれまでの日常を一日も早く取り戻し、安心・安全に暮らせる未来に向かうため、職域接種実施の準備を進めていく」との方針を示している。

オミクロン株の感染が拡大している状況を鑑みると、新型コロナワクチンの3回目接種を、職域接種にて進める企業は今後も増えていくと考えられる。政府の方針に注視しながら、ワクチンの追加接種にどのように取り組むべきかを検討していきたい。

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