採用プロセスのオンライン化により、遠方に住む学生にアプローチ
USEN-NEXT HOLDINGSでは、2018年度の採用活動よりオンライン面接を導入。地方学生の就職活動をサポートし、Withコロナ時代においても全選考プロセスをオンラインで実施するなど、学生が安心して就職活動に臨める取り組みを積極的に行っている。また、2019年度からは常識にとらわれないリクルーティングプログラムを始動し、新卒一括採用から通年採用へのシフトチェンジを実現。応募時期だけでなく入社時期も自由に決定でき、18歳以上であれば在学中から正社員として働くことも可能にした。
一方、2020年度の新卒採用市場においては、新型コロナの影響により、企業説明会の中止や、採用自体を実施しない企業も相次ぎ、就職活動生にとって厳しい状況が続いている。政府からは、2020年度および2021年度新卒者の採用維持に向けた要請が行われるなか、同社グループでは「地方在住学生向け特別追加選考」を実施することを決定した。特に、大きな影響を受けて就職活動が長期化している、地方在住学生の採用機会の創出に貢献していくという。
「地方在住学生向け特別追加選考」の特徴は次の通りだ。
(1)東京・神奈川・千葉・埼玉以外に住む、2021年4月までに入社可能な学生を対象とする
(2)選考は動画投稿選考と最終選考の2回からなり、早ければ年内に内定が決定する
(3)全ての採用工程をオンラインで完結するため、どこにいても安全に参加できる
新型コロナの影響から新卒者の採用を控える動きが広がっているが、これは優秀な学生を獲得するチャンスでもある。人材採用においても、従来の手法に捉われない、柔軟な方法がますます必要になりそうだ。