オンライン商談は緊急事態宣言後2.5倍に増加
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、商談のオンラインが急速に進んでいる。このような状況を受け、かねてより名刺管理サービスを展開してきたSansanは、ビジネスパーソンの商談状況や、企業の顧客データ基盤の構築における、新型コロナウイルス拡大の影響や実態を調査した。まず、「緊急事態宣言前後におけるオンライン商談の実施状況」を尋ねた。すると、緊急事態宣言前はオンライン商談の割合が17%だったのに対し、緊急事態宣言後は42%へと、約2.5倍に増加したことが判明した。緊急事態宣言前後の名刺交換枚数は16.5枚から12枚となり、約3割減少している結果となった。
また、商談のオンライン化が進む一方で、課題と感じることとしては、50.2%が「対面よりも商談の質が下がる」、17.1%が「対面よりも受注率が下がる」と回答。これらの課題により、「ビジネスの機会損失が発生しているか」と聞くと、「発生している」が28.8%、「発生する不安を感じている」が47.9%と、合計76.7%がオンライン化によるビジネス機会損失を実感していることが判明した。