【書籍基本情報】
書籍名:働く人の専門性と専門性意識―組織の専門性マネジメントの観点から―
著者:山本寛
出版社:創成社
出版日:2023年3月14日刊
内容紹介
企業間競争が激化している現代、多くの企業は、社員の知識や専門性を重視する方向に転換しつつあります。そうした変化により、様々な業種、職種や部署で専門性が求められる仕事が増えています。また多くの調査から、働く人が、専門性向上を志向するようになってきました。本書は、類書のような分野や職業・職種ごとの専門性を考えるだけでなく、働く人の専門性に対する意識の分析を通し、多様な分野における専門性の共通部分の明確化と橋渡しを志向しました。本書の結果は、専門職(看護師・保育士)および一般企業の(非専門職中心の)社員の方々を対象にした、専門性意識の要因や影響、社員の専門性向上のための組織の人的資源管理についてのアンケート調査と聞き取り調査の結果に基づいています。アメリカおよび中国の勤労者との国際比較も行いました。
(著者公式HP『山本寛研究室』著書紹介ページより引用)
目次
序章 本書の研究方法および構成第1章 専門性とは何か
第2章 専門性意識とは何か
第3章 専門性や専門性意識に影響する要因
第4章 専門性や専門性意識に影響する組織の専門性マネジメント
第5章 専門性や専門性意識の及ぼす影響
第6章 専門性意識尺度の開発とその妥当性
第7章 専門性意識の要因についての実証分析
第8章 専門性意識とキャリア上の戦略や行動との関係
第9章 職務の特性,専門性意識と職務態度等との関係
第10章 専門性マネジメントにおける組織レベルの人的資源管理施策と個人レベルの人的資源管理に対する知覚
第11章 保育士の専門性・専門性意識と施設の専門性マネジメント
第12章 看護師の専門性・専門性意識と組織の教育訓練による専門性マネジメント
第13章 一般企業従業員の専門性意識の影響と組織の専門性マネジメント(その1)
第14章 一般企業従業員の専門性意識の影響と組織の専門性マネジメント(その2)
終章 本書の意義と今後の研究課題
著者プロフィール
【山本 寛】青山学院大学経営学部教授。経営学博士。神奈川県鎌倉市生まれ。青山学院大学での担当科目は人的資源管理論、キャリアデザイン論。研究テーマは「働く人のキャリアおよびキャリア意識の研究」。
函館大学商学部専任講師(1991年~1994年)、千葉商科大学商経学部専任講師(1994年~1997年)、同・助教授(1997年~2001年)を経て、2001年より青山学院大学経営学部助教授に着任。2003年より同・教授に着任し、現在に至る。
主な著書(単著)に『昇進の研究―キャリア・プラトー現象の観点から』(創成社)、『人材定着のマネジメント―経営組織のリテンション研究』(中央経済社)、『なぜ、御社は若手が辞めるのか』(日経プレミアシリーズ)などがある。
(著者公式HP『山本寛研究室』より、HRプロ編集部 編)
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