出勤時とリモートワーク時ではコミュニケーションに使うスキルが違う
会社にいるときは何も感じなかったのに、リモートワークでやりとりを始めると、相手に対して「この人、リモートだとコミュニケーションがとりづらい……」、あるいは自分で「やはりリモートは相手に意図が伝わりにくいから不便だなあ」と感じた経験はないでしょうか。それには理由があります。直接のコミュニケーションとリモートのコミュニケーションでは使うスキルが違うのです。職場での「いつも通りの」コミュニケーションをそのままリモート環境に持ち込むと、相手に違和感を受けたり、また与えたりしてしまうことがあります。リモート環境ではどのような点に気を付けてコミュニケーションをとれば良いかを意識することによって、より円滑で誤解のないコミュニケーションを取ることができ、会社の生産性や利益も維持できることと思います。特に経営者の方達はリモートワークよって数字が下がってしまうのではと危惧されている方が多いです。これからご紹介する3つのコツは、非常に単純なことではありますが、単純だからこそ、これが守られないと社員同士のコミュニケーションが鈍化し、生産性や数字も下がる恐れがありますので、ぜひ参考になさってみてください。
私が自分でも経験し、また周囲の方達を見ていて、リモートでのコミュニケーションのうち、「生産性を下げる」と思われる具体的な言動、行動の上位3つを書いてみました。
1.主語を言わずいきなり内容を話し出すので、何の件を言っているのかがわかりづらい
2.数分~数十分おきに「あ、さっきの件だけど」「それから」と、「五月雨式」に連絡してくる
3.相手の状況を想像せず、24時間365日、「自分が思い立った瞬間」に連絡してくる
それでは、この3つについて具体的に見ていきましょう。