ダイバーシティ推進が見えない企業が多い
「ダイバーシティを推進している」について、「イメージを強く持っている」と回答した割合は文系で36%となる一方、理系では28%と3割に満たない結果となりました[図表9]。学生が「ダイバーシティ」と聞いて最初に思い浮かぶのは「性別」だと思われますが、食品や医薬品、化学などの一部業種を除けば、メーカー・建設系の企業の理系は専攻的にまだまだ女子学生が少なく、どうしても男性の採用数が多くなりがちで、他業種と比較した場合、結果的に正社員や管理職に占める女性比率は低くならざるを得ません。もちろんそれらの業種の企業においても、これまでと比較すればダイバーシティが進んでいる企業が増えていると思われますが、数字の比較だけでは「ダイバーシティは推進されていない」と映るのかもしれません。「イメージを強く持っている」「イメージをやや持っている」の合計でも、文系は71%と7割を超えるものの、理系は約6割にとどまります。また、「どちらともいえない」が文系23%、理系32%で、ともに10項目の中で最も高い割合となっています。企業はダイバーシティへの取り組みについて、もっと学生にアピールしてよいかもしれません。![[図表9]入社予定の会社に対して持っているイメージ:ダイバーシティを推進している](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4152_10_8R15GG.png)
![[図表10]働きやすい](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4152_11_TQ048N.png)
![[図表11]入社予定の会社に対して持っているイメージ:仕事が面白い](https://img.hrpro.co.jp/images/tokushu/hr_tokushu_photo_4152_12_Q63S9F.png)