オンラインセミナー・説明会の未経験者はわずか1%
続いてここからは、各企業が個別で開催するセミナー・会社説明会について見ていきましょう。まずは、「セミナー・会社説明会の参加社数」からです。文系の最多は「10~14社」で19%、次いで「4~6社」15%が続き、「30社以上」が13%で、なんと3番目に多くなっています[図表8]。
ここでは前年のデータは掲載していませんが、前年と比較すると文系はやや参加社数が減少し、逆に理系はやや参加社数が増加傾向にあります。これでも今年は、文系と理系の活動量の差がやや縮まったということになります。
次に、セミナー・会社説明会への参加時期(複数回答)を「全形式」「対面形式」「オンライン形式」の3タイプに分けて見ていきたいと思います。
「対面形式」と「オンライン形式」の両方を対象とした「全形式」では、ピークは文系・理系ともに「2022年3月」で、それぞれ76%、68%にも上ります[図表9]。次いで「2022年2月」がそれぞれ65%、61%と6割を超えています。3番目は、文系が「2022年4月」の57%であるのに対して、理系は「2022年1月」の52%となります。
「対面形式」でのセミナー・会社説明会への参加状況は、ピークの「2022年3月」ですら、文系25%、理系15%にとどまり、次いで多いのは「全形式」で多かった「2022年2月」ではなく、「2022年4月」で文系18%、理系9%となっています[図表10]。
一方、「オンライン形式」でのセミナー・会社説明会への参加状況を見ると、ピークは「2022年3月」で文系71%、理系63%に達しています[図表11]。「2022年2月」がそれに続きますが、3番目は「全形式」で見たように、文系と理系では傾向が異なっています。「オンラインで参加したことはない」とする学生は文系・理系ともにわずか1%となっており、「全形式」とほぼ同じ形のグラフを形成しています。