9割の学生が3社以上からアプローチを経験
ここからは、近年、企業・学生の双方の利用度が高まっている「逆求人サイト」について見ていきます。まずは、逆求人サイトの利用度ですが、文系では「利用した」とする学生が53%と半数を超え、理系は43%と文系ほどではないにしろ4割以上の学生が「利用した」と回答しています[図表5]。昨年の同時期調査では、理系のみにこの質問をしたところ、「利用した」と回答した学生は41%でしたので、2%の伸びが認められます。では、アプローチを受けた後、学生はどのくらい企業への応募につながっているのでしょうか。「逆求人サイト」からのアプローチをきっかけに実際に応募した企業数を聞いてみたところ、最多は「0社」で文系33%、理系で34%と3分の1程度となっています[図表7]。
「0社」を除いて、実際に応募したことのある学生の中での社数を見ると、「1社」(文系15%、理系19%)、次いで「2社」(文系17%、理系14%)あたりが多くなっていますが、「3社以上」(「3社」~「21社以上」の合計)という学生が文系で35%、理系でも34%いるなど、有益な就活ツールとなっているようです。