「ニューノーマル(新しい生活様式)」とは、飛沫感染や接触感染、さらには近距離の会話などへの対策をこれまで以上に日常生活に取り入れた生活様式のことである。去る5月1日、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が提言を発表し、ウイルス対応の長丁場に備え、感染拡大を予防する「ニューノーマル(新しい生活様式)」の普及と定着が求められると指摘した。 ■専門家の提言がベース 専門家会議はそれ以前の提言においても、感染拡大を食い止めるために徹底した「行動変容」の重要性を訴えていた。手洗いや人と人との距離の確保といった基本的な感染対策の実施、感染拡大リスクを高める「3つの密」(密閉・密集・密接)の徹底回避、「人との接触を8割減らす10のポイント」などの提案を重ねていた。 新型コロナウイルス感染症とともに生きていく社会を前提とした場合、こうした対策を日常生活により密着・持続させなければならない。そのため、同会議では続く5月4日にも「ニューノーマル(新しい生活様式)」への移行に関する提言を発表。人々が「ニューノーマル(新しい生活様式)」を具体的にイメージしやすいよう、その実践例をまとめ、提示した。
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