オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、2017年8月7日~10月13日の間、社員を対象とした「社内インターンシップ制度」を実施することを発表した。
オリックス 職場環境プロジェクトにおける社員の声を実現。「社内インターンシップ制度」を新設

「社内インターンシップ制度」とは、現在、働いている部署以外の業務に興味・関心を持つ社員が、対象期間中、原則5営業日の間、希望する部署で業務に従事できるという、非常にユニークな制度だ。対象になるのは、入社3年目以上の課長層を含む総合職および一般職の社員。制度を利用することで、インターン受入先で現在の業務に役立つ経験を積み、今後のキャリアに活かすことが目的だ。また、インターン受入先側も、新しい人材が短期間入ることで、今までにない新しい気づきを得られるといった相乗効果を期待できる。

同グループは、2016年10月に「職場改革プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな事業分野、職種、年齢層の社員で構成された委員会を発足し、より働きがいのある職場づくりに向けた取り組みを検討している。2017年4月からは、オリックス、オリックス不動産、オリックス自動車などのオリックスグループ国内14社で「所定労働時間の短縮」「リフレッシュ休暇取得奨励金制度の新設」および「有給休暇付与最低日数の引き上げ」を導入し、今後も職場改革プロジェクトで検討した制度を随時導入していくとしている。
今回の「社内インターンシップ制度」も委員会で検討された施策の一つで、「他部署の具体的業務を知って視野を広げたい」「職場の雰囲気を知りたい」「スキルや知識を吸収したい」といった社員からの要望に応えるものだという。

国内外問わずマーケットが著しく変化する中、その変化に企業が追いついていくためには、社員の主体性や応用力はもちろん、さらに柔軟な思考や将来を見据えた対策が立てられる能力が求められる。多角的な視野を持ち、今自分が置かれている状況を冷静に判断し、ときには疑ってみるなど、一夕一朝では培えない能力を身につけた社員が必要になることが想像できる。

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