同グループは、2016年10月に「職場改革プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな事業分野、職種、年齢層の社員で構成された委員会を発足し、より働きがいのある職場づくりに向けた取り組みを検討している。2017年4月からは、オリックス、オリックス不動産、オリックス自動車などのオリックスグループ国内14社で「所定労働時間の短縮」「リフレッシュ休暇取得奨励金制度の新設」および「有給休暇付与最低日数の引き上げ」を導入し、今後も職場改革プロジェクトで検討した制度を随時導入していくとしている。
今回の「社内インターンシップ制度」も委員会で検討された施策の一つで、「他部署の具体的業務を知って視野を広げたい」「職場の雰囲気を知りたい」「スキルや知識を吸収したい」といった社員からの要望に応えるものだという。
国内外問わずマーケットが著しく変化する中、その変化に企業が追いついていくためには、社員の主体性や応用力はもちろん、さらに柔軟な思考や将来を見据えた対策が立てられる能力が求められる。多角的な視野を持ち、今自分が置かれている状況を冷静に判断し、ときには疑ってみるなど、一夕一朝では培えない能力を身につけた社員が必要になることが想像できる。