
インターンシップ参加率は78.8%、平均参加社数は5.75社
2022年6月から学生へのキャリア形成支援に係る取り組みが4類型化(オープン・カンパニー:タイプ1、キャリア教育:タイプ2、インターンシップ:タイプ3・タイプ4)された。これを受け、企業においても採用活動方針の変化を迫られている中、学生側はどのような意識でインターンシップに参加しているのだろうか。まず就職みらい研究所が、2024年9月時点のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加状況を尋ねた結果、何らかの方法で「参加した」と答えた学生は78.8%となった。なお、前年の2025年卒の85.2%と比較すると、やや減少している。


1日以下の短期プログラムが82.1%を占める
次に、同社が「参加したプログラムの期間」について尋ねた結果を見ると、「半日」が51.8%、「1日」が30.4%となっており、“1日以下の短期プログラム”が全体の82.2%を占めた。2025年卒の85.1%より低くなっていることから、今年は前年よりも長期のインターンシッププログラムが僅かながら増えているようだ。

長期プログラムほど満足度と学びが高い傾向に
次に「プログラムの満足度」について尋ねた結果を見ると、インターンシップの期間が長いほど「満足している」と回答する人の割合が高くなる傾向が見られた。特に、5日以上のプログラムでは62.4%が「満足している」と回答している。また、「自分のスキルを見極めることができた」と回答した割合も、1日以下のプログラム(13.6%)に比べて5日以上のプログラム(37.9%)の方が20ポイント以上高かった。