入社式の「リアル開催」を希望する声が8割を超える
大学生活の大半をコロナ禍で過ごしてきた新社会人は、オンラインでの就職活動を経験することも多かった。企業においては新型コロナの5類移行を境に「リアル回帰」の動きが広がっているが、新社会人は、入社式においてどのような参加形態を希望しているのだろうか。はじめに学情が、「入社式は『リアル』と『オンライン』のどちらを希望するか」を尋ねると、「リアル」を希望する人が63.4%で最も多かった。「どちらかと言えばリアル」(22%)と合わせると、「リアル」を希望する人は85.4%と8割を超え、前年と比べて15.5ポイント増加した。一方、「オンライン」との回答は10.4%(オンライン:6.1%、どちらかと言えばオンライン:4.3%の計)と1割程度だった。
リアルを希望する人の自由回答には、「同期と直接話したい」、「入社するという実感を持ちたい」、「職場の雰囲気を掴みたい」といった声が寄せられたという。
入社式であると嬉しいコンテンツは「社員の交流」が最多に
続いて、同社が「入社式にあると嬉しいコンテンツ」を複数回答で尋ねると、「社員と交流できる」(69.7%)が最多だった。以下、「同期と一緒に『体験』ができる」(54.3%)、「キャリアプランなどの目標設定ができる」(15.7%)が続いた。その理由を自由回答で求めたところ、「これからお世話になる社員の方と直接お話したい」、「社員と直接お話し、目標となる先輩を見つけたい」、「同期と親睦を深めたい」といった声があがったようだ。