7割以上のグローバル人材が、スタートアップを「ポジティブ」に捉えている
政府が2022年を「スタートアップ創出元年」と定め、「今後5年でスタートアップを10倍に増やす」という方針を打ち出した。このこともあり、スタートアップへの関心はますます高まっていくと考えられるが、グローバル人材はスタートアップ企業に対しどのようなイメージを持っているのだろうか。ヒューマングローバルタレントはまず、「スタートアップで働くことについて、どんなイメージを持っていますか?」と尋ねた。すると、「ポジティブ」とする回答の合計は74%(非常にポジティブ:35%、ポジティブ:39%)だった。対して、「ネガティブ」、「非常にネガティブ」とする人は、わずか6%にとどまった。スタートアップに対し「自分のアイデア・スキル発揮」への期待感が高い傾向か
次に同社は、先の質問で「非常にポジティブ」もしくは「ポジティブ」と回答した人に、「なぜそういうイメージを持っていますか?」と尋ねた。すると、「急成長中の業界で新たなプロジェクトに取り組めるため」が18%で最も多かった。以下、「自分のアイデアを活かし、仕事に責任をもって取り組めるため」が16%、「自分のスキルを活かせる」が15%と続いた。この結果を受け同社は、「グローバル人材はスタートアップに対し、『自分の能力を発揮しやすい場所』とイメージしている人が多い」と考察している。
「長時間労働」や「給料」などへの不安感が“ネガティブイメージ”の要因に
また同社は、スタートアップへの印象を「ネガティブ」もしくは「非常にネガティブ」と回答した人に、「なぜそういうイメージを持っていますか?」と尋ねた。すると、「ワーク・ライフ・バランスが取りづらい(長時間労働)」が15%で最多となった。以下、「将来の不確実性」と「低い給料」がともに14%、「組織づくりの未熟性」が13%と続いた。スタートアップ未就労のグローバル人材の約9割が「今後働いてみたい」と回答
次に、「現在就業中の会社はスタートアップ企業ですか?」と同社が尋ねた。すると、「はい」が約2割、「いいえ」が約7割、「これまでにスタートアップ企業での勤務経験がある」が1割程度だったという。あわせて同社は、スタートアップに就労中でない人に「今後スタートアップ企業で働いてみたいと思いますか?」と尋ねた。すると「はい」が87%、「いいえ」は13%となった。