株式会社パーソル総合研究所は2022年9月5日、「賃金」に関する調査結果を発表した。調査期間は2022年5月27日~31日で、対象者は、全国で組織や企業に所属する18歳~69歳の就業者13,745名および、企業の経営層(社長もしくは役員)の530名、合計14,275名となっている。調査から、就業者の賃金に関する実態や経営層の賃上げに対する意識などが明らかとなった。
一方で、「非正規雇用」では「100万円~200万円未満」から「500万円~700万円未満」の年収階層において、年収が低いほど賃金増加率が高くなった。
本調査では“賃上げの実態”として、業種や年収階層によって賃上げの実態に格差が生じていることが明らかとなった。賃上げには企業の成長が欠かせないとする見方もある中、パーソル総研の主任研究員の古井伸弥氏は「企業の成長を待っていては、賃上げは進まない」と企業主導での賃上げ推進への課題感をにじませる。今こそ国と企業が一体となり、賃上げに取り組む必要があるだろう。
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