
約7割の20代が「女性管理職比率の高い企業」に好印象を持つ
経団連は、会員企業の女性管理職比率を30%以上にすることを目指す「#HereWeGo203030」の取り組みを推進している(※)。では、企業の「女性管理職推進」に対して20代の若手はどのように感じているのだろうか。学情はまず、「女性管理職比率が高い企業に持つ印象」を尋ねている。すると、「好感が持てる」が25.8%、「どちらかといえば好感が持てる」が43.5%で、合計69.3%と7割に迫った。「好感が持てる理由」として、「時代の潮流に乗っている」や「ダイバーシティを重視していると感じる」、「社会課題に取り組む姿勢を感じる」、「ジェンダー平等に強い関心がある」などの意見が寄せられたという。

女性管理職比率の高い企業に対して、3人に1人が「転職志望度が上がる」と回答
続いて同社は、「女性管理職比率が高いことを知ると、その会社への転職志望度が上がるか」を尋ねた。すると、「上がる」が10%、「どちらかといえば上がる」が25.8%で、合計は35.8%となった。「志望度が上がる理由」には、「性別を問わず働きやすい環境だと感じるから」や「女性も活躍でき、正当に評価されていると思えるから」などの声があったとしている。

20代の4割が「女性管理職比率」を意識。特に女性自身が高い関心を寄せる傾向か
また、同社が「転職活動で女性管理職比率を意識するか」を尋ねたところ、「意識する」が10.5%、「どちらかと言えば意識する」が31.6%で、「意識する」派の合計は42.1%となった。一方で、「意識しない」は26.8%、「どちらかと言えば意識しない」は12.4%と、「意識しない」派は39.2%となり、全体の回答結果では大きな開きはなかった。
