5人に1人が「SDGsに対する企業姿勢」に注目
就職活動を行う学生の企業選びにおいて、「企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み状況」はどの程度影響を及ぼすのだろうか。はじめに、IDEATECHが「就職先企業を選ぶ上でどのような点を重視しているか」を尋ねた。すると、過半数が回答した上位項目は「給与・待遇の良さ」(59.9%)、「職場の雰囲気の良さ」(58.7%)、「福利厚生の充実」(53%)となった。一方で、「SDGsに対する姿勢や取り組み」は、19.1%と下位ではあったものの、5人に1人程度が重視していた。
5割以上が「SDGsの取り組み状況から将来性を判断したい」と考えている
続けて、「SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する」と回答した人に、「そう考える理由」尋ねた。その結果、上位には「将来性のある企業だと判断できる」(54.6%)、「企業イメージが良く、親しみが持てる」(47.4%)、「企業の社会的役割を重視したい」(46.4%)という回答が並んだ。SDGsへの取り組みに関する情報源は「メディア」や「企業側の発信」
次に、同社は「企業のSDGsへの取り組み状況について、どのように情報を得ているか」を尋ねた。その結果、「メディア(ニュース・新聞・WEBサイトなど)」と「会社説明会・インターンシップ」が同率(51.5%)でトップとなり、僅差で「企業CM・企業ホームページ」(50.5%)が続いた。「企業の社会的責任」に注目する声も
さらに、「企業のSDGsへの取り組みは企業選びに影響するか」を尋ねると、「とても影響する」(36%)および「少し影響する」(55.7%)と回答した人は合計91.7%と、大多数を占めた。また、他の自由回答では「近年の社会の潮流を汲み取った企業であるかどうかの判断材料になると考えるから」や「利益だけを追求しない形が今の時代に必要だと考えるため」などの声があがったという。