
半数以上の従業員が「冬のボーナスの支給予定あり」と回答
中小企業および零細企業での、2022年度冬期におけるボーナスの支給率はどれくらいなのだろうか。はじめにフリーウェイが、中小企業および零細企業の従業員(以下、個人)に対し、「冬のボーナスは支給されましたか? または支給予定はありますか?」と尋ねた。すると、「支給された」が3.5%、「まだ支給されていないが、支給される予定で金額も把握している」が20.7%、「支給される予定だが、支給される金額はわからない」が28.8%となり、「支給予定者」は全体の53%だった。他方で、「支給されなかった/支給される予定はない」が39.9%、「未定」は7.1%となった。

支給額のボリュームゾーンは「20万円~50万円未満」
続いて、同社が先の質問で「冬のボーナスが支給された(支給予定あり)」とした個人に対し、「支給額はいくらですか?」と尋ねた。すると、「20万円~30万円未満」と「40万円~50万円未満」がともに20.8%で最多だった。以下、「10万円~20万円未満」が16.7%、「50万円~60万円未満」が14.6%と続いた。前年冬のボーナス支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円未満」であったことから、「昨年との比較では支給額が増加傾向にある」と考えられる。
半数以上の経営者が「前年の冬より支給額が増加」と回答
次に、同社が企業の代表取締役(以下、経営者)に対し、「昨年冬のボーナスと比べて増減はありましたか?」と聞くと、「全体的に増加した・増加する」が55%だった。他方で、「変わらない」が32.5%、「全体的に減少した・減少する」が12.5%という結果だった。
ボーナス支給額増加の理由は「会社の業績が上がった」が8割超
また、前年冬よりボーナスが「増加した」と回答した経営者に「その理由」を尋ねると、「会社の業績が上がったから」が86.4%で最多となった。以下、「業務効率・利益効率が上がったから」が18.2%、「その他」が9.1%と続き、「人員整理を行いコストカットを実施したから」との回答は0%だった。
来年夏のボーナス支給は「見通しが立っていない」経営者が約半数
最後に、経営者に対し「来年度の支給見込み」について同社が尋ねたところ、「立っている」は19.1%と2割に満たなかった。他方で、「立っていない」の回答が約半数の47.4%、「わからない」が33.5%となった。