
夏季ボーナスを「支給予定」の企業は前年と比べ大幅に増加
中小企業および零細企業における、2022年度の夏季ボーナスの支給状況はどのようになっているのだろうか。はじめにフリーウェイジャパンは、代表取締役に対して「夏のボーナスの支給予定」を尋ねている。すると、「支給予定あり/支給済み」が43%で、2021年度同調査に比べて24.5ポイント上昇した。一方、「支給予定なし」は29.8%で、前年調査よりも23.3ポイント減少した。

2割以上の企業が「2021年度下期~現在で業績が上がった」と回答
続いて、同社は「2021年度下期から2022年度上期にかけての業績の変化」について質問している。その結果、最も多かったのは「変化なし」で35.1%だった。他方で、「業績が上がった」は21.9%で、2021年度同調査から9.6ポイントの上昇となった。また、「業績が下がった」が19.3%、「2021年度下期では業績が上がったが、2022年度上期は業績が下がった」が13.2%などと続いた。
支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円未満」が多数に
次に、同社は調査対象の従業員に対し、「夏のボーナスの支給予定および支給額を把握しているか」を尋ねている。すると、「すでに支給された」が1.4%、「未支給だが、予定があり支給額も把握している」が24.7%で、合計26.1%が支給済み、または支給予定とその金額を把握していた。

6割以上が「支給額に納得している」と回答
続いて、同社は「支給済み」および「未支給だが、予定があり支給額も把握している」とした従業員に対し、「2022年度夏のボーナスに対する評価」について聞いている。すると、「納得している」が39.7%、「やや納得している」が24.7%で、合計64.4%が支給額におおむね納得していることがわかった。また、以下は、「納得していない」と「あまり納得していない」がともに12.3%、「どちらともいえない」が11%となった。